![芸歴40年を迎えるシルクさん(事務所提供)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/840mw/img_2018d56b231f0cae32d04d9acc4a887c213105.jpg)
美容イベント「べっぴん塾」を18年にわたり開催し、“吉本興業の美容番長”との異名も浸透しているタレント・シルクさん。芸歴40周年イベント「シルクのべっぴん博」(2月14日から16日、大阪・Laugh&Peace Art Gallery)も開催するなど美の伝道師としての存在感は増すばかりです。ただ、心が美に向かうきっかけは、決して晴れやかなものではありませんでした。今もって年齢を明かさない理由。そして、1996年に37歳で亡くなったお笑いコンビ「非常階段」時代の相方・ミヤコさんへの思いなど、今の胸の内を吐露しました。
【写真】芸能界一の「モテまくり女性芸人」といわれるのはこの人
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40周年ということで、今月はイベントとか、記念の催しもさせてもらうんですけど、40年と聞くと、自分でもアレコレ考えはしますね(笑)。
30周年の時は大阪・なんばグランド花月で大きなイベントをさせてもらったんですけど、そこから10年。歳を取れば取るほど時間の流れが早くなると言いますが、本当にその通りというか、この10年はあっという間だった気がします。
ただ、私の先にガンガン走り続けているお姉さまたちがいらっしゃいますから、まだまだまだまだ頑張らないといけないとも思っているんですけどね。
新喜劇の末成映薫さんもものすごくお若いし、この前もイベントでなんばグランド花月の天井から宙づりになっていらっしゃいました(笑)。実際に美しく、お元気な先輩がいらっしゃるわけですから、自分もやるしかない。本当に力をいただいています。サボれないです。
この40年も自分なりにいろいろとやってきたつもりだったんですけど、改めて考えると、本当にいろいろありましたね。
今年で阪神淡路大震災から30年がたちましたけど、相方のミヤコさんが亡くなったのがその翌年の1996年でした。幼なじみですし、小学校から大学まで同じ学校で本当に身近というか、身近という言葉では足りない存在でもありました。震災の時も、家族より先に「大丈夫?」と電話をかけたくらいでしたしね。
40年のうち30年近くはもう一人での活動になったわけですけど、思い返してみると、今の美容の活動の原点もミヤコさんが作ってくれたとも言えるんですよね。