関東地方は10日(月)ごろまで厳しい寒さが続きます。東京都心の最低気温は0℃くらいで、内陸では水道管が凍結するほど冷え込む所もあるでしょう。11日(火・祝)ごろからは、徐々に寒さが和らぎそうです。
震える寒さ・凍てつく冷え込みは10日ごろまで
今日3日(月)は二十四節気の「立春」です。暦の上では春ですが、明日4日(火)から今シーズン最強寒波が襲来します。さらに今回の寒波は「強い」だけでなく「長い」のも特徴です。
日本付近は9日(日)ごろにかけて冬型の気圧配置が続くでしょう。等圧線の間隔が狭くて気圧の傾きが大きくなることから、寒気の流入が強まることが見込まれます。
向こう一週間の関東地方は広い範囲で晴れる日が続くでしょう。ただ、北部の山沿いは雪や雨が降りやすく、今日3日(月)午後4時現在、気象庁は8日(土)に群馬県北部に大雪警報の可能性『中』を発表しています。平野部に位置する前橋市は8日(土)に雪の降る時間があるでしょう。
日中の最高気温は10℃前後の所が多いでしょう。冷たくて乾いた北風や西風が吹きつけるため、晴れていても日差しの暖かさはほとんど感じられません。朝の最低気温は東京都心で6日(木)と7日(金)に0℃の予想となっています。内陸はさらに冷え込み、宇都宮市を中心にマイナス4℃くらいまで下がるでしょう。マイナス4℃以下は「水道管凍結の目安」といわれており、注意が必要です。
11日からは少しずつ寒さ和らぐ
11日(火・祝)から15日(土)にかけても、関東地方は広い範囲で晴れるでしょう。空気や大地を潤す雨は、16日(日)に千葉市でようやく降る見込みです。空気の乾燥が続きますので、火の取り扱いに注意しながら、お肌の保湿、のどのケアを心がけましょう。
最高気温は日を追うごとに上がり、東京都心は日中、15℃くらいまで上がりそうです。寒さは和らいで、風が穏やかな所では日差しの暖かさを実感できるでしょう。最低気温も日ごとに上がる見込みですが、内陸は14日(金)ごろまで氷点下の所があります。朝はまだまだ、肩をすくめてしまうような冷え込みが続くでしょう。
風雪・大雪・低温に伴うリスク
今回の寒波では内陸を中心に水道管凍結の恐れがあります。水道管は、最低気温がマイナス4℃以下になる時に凍結する恐れがあります。
事前に水道管の中から、水を抜いておくなどの対策をしておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
外出の際はダウンのコートにマフラーや手袋、耳あて、携帯カイロなどを活用して、体を冷やさないようご注意ください。