この記事の写真をすべて見る

スマートフォンの写真をチェキに

 スマートフォンで撮った写真をチェキプリントできるインスタックスシェアの2代目の登場だ。写真をその場でプリントできるチェキならではの楽しみ方を、スマホカメラでも手軽に楽しめる。性能を強化、使い勝手も向上させている。スマートフォンに専用アプリをインストール、プリントしたい画像を選ぶだけだ。レンズ交換式カメラなどで撮った写真も、スマートフォンに転送できれば、もちろんプリント可能だ。
 初代のSP-1がLEDによる露光でVGA(640×480ドット)だったのに対して、有機ELでSVGA(800×600ドット)になったことで、画質と解像度が向上。254dpiから320dpiになったことで、細かい部分の描写力が格段にアップした。また、画像送信からプリントが排出されるまでの時間が実測で約16秒から約10 秒に短縮された。像が出てくるまで待たされるのは変わらないが、全体の待ち時間が減るのはありがたい。また、プリント音がかなり静かになった。
 スマートフォン側のアプリでは、新たにカスタムフィルター機能が搭載され、明るさ、コントラスト、彩度を自分で調整して好みの風合いにして印刷できるようになった。
 電源が充電池になり、マイクロUSBで充電できるようになったのもうれしい点。スマートフォンと同様にUSB充電できるので、バッテリー切れで使えないことはなくなりそう(SP-1ではCR2が2本)。

従来の白っぽい写りに比べて、イエロー寄りで、より自然になり解像感が上がった。ムリな補正もせず、撮影を生かしたプリント。必要なら自分で調整できるのもうれしい
<br />
従来の白っぽい写りに比べて、イエロー寄りで、より自然になり解像感が上がった。ムリな補正もせず、撮影を生かしたプリント。必要なら自分で調整できるのもうれしい
前モデルのSP-1(写真右)の丸みを帯びたデザインに対して、直線を組み合わせ、シルバーとゴールドをあしらったカラーリングでシャープな印象になった
<br />
前モデルのSP-1(写真右)の丸みを帯びたデザインに対して、直線を組み合わせ、シルバーとゴールドをあしらったカラーリングでシャープな印象になった
撮影画像を選択したり、その場で撮影したりできる。画像を読み込んだあと、そのままプリントするか、拡大縮小、画像調整なども可能
撮影画像を選択したり、その場で撮影したりできる。画像を読み込んだあと、そのままプリントするか、拡大縮小、画像調整なども可能

◆小山安博

*  *  *

●使用フィルム:フジフイルム インスタントカラーフィルム instax mini●記録方式:有機ELによる3色露光●プリント画面サイズ:62×46mm●プリント画素数:800×600ドット(320dpi)●階調:RGB各256階調●インターフェース:無線LAN(IEEE802.11b/g/n 2.4GHzのみ)●電源:リチウムイオン充電池(NP-45S)●大きさ・重さ:89.5×131.8×40mm・250g(バッテリーとフィルムを除く)●価格:オープン(実売2万1110円)