メイン画像
この記事の写真をすべて見る

3連休は、今日11日(土)と明日12日(日)に本州の日本海側と九州で大雪になる所があるため、道路への影響も大きくなるでしょう。また、これまでの大雪によって、路面が凍結する所もあります。お出かけを予定されている方は十分にご注意ください。

大雪のピークは過ぎるも油断は禁物

画像A

今日11日(土)は、これまでの強い寒気は日本の東に次第に抜けて、冬型の気圧配置は緩むでしょう。昼ごろにかけて日本海側では雪の強まる所はありますが、雪の降る範囲は少なくなる見込みです。

明日12日(日)になると、日本海と本州の南に2つの低気圧が発生するでしょう。そのため所々で雨や雪が降りそうです。特に九州では強い寒気の影響で大雪の恐れもありますのでご注意ください。夜には関東でも雨や雪が降り、都心でも雪が交じる可能性があります。こちらは道路に影響を及ぼすような雪にはならない見込みです。

13日(月:成人の日)は、低気圧は日本の東に進み、日本海側を中心に気圧の谷や寒気の影響を受けるでしょう。広い範囲ではありませんが、北陸や中国地方を中心に雪や雨の降る所がありそうです。

厳しい寒さによって、これまで道路に積もった雪や雨が凍る所もありそうです。車の運転や歩く際も十分にご注意ください。

各地の道路の気象予測

画像B

「道路の気象影響予測」を見てみると、今日11日(土)は、夕方にかけて東北、北陸、中国地方で、影響の可能性が大きくなっています。そのほかの地域も、影響が出る恐れもありますのでご注意ください。

12日(日)になると、日本海側の雪は収まるため、影響の出る地域は少なくなるでしょう。ただ、低気圧が近づく九州南部では積雪の恐れもあり、道路への影響も大きくなる可能性があります。最新の情報を確認し、ルートや計画を変更するようにしましょう。

13日(月:成人の日)は、気圧の谷や寒気の影響で、北陸や中国地方で影響が大きくなる時間帯がありそうです。

この3連休は雪が小康状態の地域が多くなりますが、これまでの大雪で道路に雪が残る所もあるでしょう。朝晩の冷え込みによって路面が凍結する恐れもあります。お出かけを予定されている方で、普段雪道を走る機会が少ない方は冬用のタイヤを絶対に装着して、急ブレーキや急ハンドル、急発進など、「急」の付く運転は控えるようにしてください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

画像C

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼