まずは、ファイナルQTで36位となった吉田だ。苗字を見てピンときたゴルフファンもいると思うが、吉田は今年から米ツアーを主戦場にしている吉田優利を姉に持つ。ゴルフを始めたのは6歳で、2021年の日本女子アマチュア選手権では4位タイに入った。
2022年からはオーガスタナショナル女子アマチュアにも参戦。プロトーナメントの出場も多く今年は9試合でプレーしており、7月の大東建託・いい部屋ネットレディスでは10位タイに入る成績を残している。
プロテストは4回目のチャレンジで合格。インスタグラムのフォロワー数は4.3万人を超えており、2025年はルーキーとしてツアーに挑むことになるが、その人気はすでにトップクラスで、会場でも注目を浴びることになりそうだ。
プロテストを19位タイで突破した六車日那乃も、気になる存在だ。ファイナルQTは66位と振るわなかったが、アマチュア時代は関東ジュニアなど数々のタイトルを獲得。ナショナルチームのメンバーにもなっており、2024年のオーガスタナショナル女子アマチュアでは17位タイを記録した。
またプロトーナメントでも今年のスタンレーレディスで14位タイ。さらにステップアップツアーのあおもりレディスでは単独2位と、タイトル獲得まであと一歩に迫るなど、プロたちの中に入っても遜色ない成績を挙げている。
六車は、吉田と同じくプロテストは4度目の挑戦で合格。目標としていた上田桃子は今季で第一線を退くことを表明しているが、安定したショットを武器にプロとしてどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。
六車と同じく19位でプロテストを通過した古家翔香も気になる存在。JLPGAのティーチングプロフェッショナル会員という、他のプロたちとは異なる経歴があることも特徴だ。
ファイナルQTは79位と低迷したが、古家が注目されたのは今年の日本女子プロゴルフ選手権で、29位タイで予選を通過すると、最終的には通算10アンダー9位タイとトップ10入り。この経験もあったのか、今年は、18歳で初挑戦したプロテストに“6度目の正直”で合格した。