【MUSIC AWARDS JAPAN】表彰部門の詳細や投票方法など発表、Spotifyで一般投票も可
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 音楽業界の主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)が垣根を越えて新設したアワード【MUSIC AWARDS JAPAN】(以下、【MAJ】)に創設される予定の60以上の表彰部門の詳細・投票方法、5,000人以上の投票メンバーの選定・投票方法が明らかにされた。

 本アワードの授賞式は2025年5月21日と22日にロームシアター京都で開催される。22日の模様は地上波放送局にて生放送され、YouTubeでも世界に向けてディレイ配信される。本アワードでは<最優秀楽曲賞><最優秀アーティスト賞>など主要6部門をはじめ、60以上の部門が創設されており、このたび、楽曲カテゴリーの23部門、海外楽曲カテゴリーの7部門、アルバムカテゴリーの5部門、アーティストカテゴリーの12部門、アライアンスカテゴリーの3部門の詳細が発表された。

 楽曲カテゴリーでは、J-Pop、ロック、ヒップホップ、アイドルカルチャー、アニメなどの音楽ジャンル別部門、リバイバル、ボーカロイド・カルチャー、ミュージックビデオなどのスペシャル部門ほか、バラエティ豊かなカテゴリーが設けられている。また、Spotifyを通じて一般参加者から投票を募る2つの賞も創設。そのほかにも、アルバムカテゴリーでは最優秀アルバムだけでなく、ジャズアルバム、クラシックアルバム、劇伴・OSTアルバム、ゲームサウンドトラックと、音楽カルチャーを彩るジャンルのアルバムの表彰も決定している。アーティストカテゴリーでは、日本の音楽業界に長きにわたり貢献し、活躍してきたアーティストを讃える<MAJ Timeless Echo>もある。

 礒崎誠二(ビルボードジャパン)は、「【MUSIC AWARDS JAPAN】エントリー楽曲の基幹データのひとつとして、弊社データをご使用いただくことに非常に光栄に思っています。弊社はこれからもユーザーがどのように音楽を楽しんでいるか、音楽の楽しさを伝えられるデータ精度を高めてまいります」とコメントしている。

集計期間:2024年2月5日(月)~2025年1月26日(日)※一部部門を除く

【主要6部門】
<最優秀楽曲賞(Song of the Year)>:音楽的に創造性、芸術性が優れていると思う楽曲を讃える賞
選考方法:Billboard JAPAN Hot 100の6指標(ラジオ、CD、ダウンロード、ストリーミング、MV、カラオケ)およびTop User Generated Songsの週次ポイント上位100位を合算したアワードオリジナルチャートを2か月を1ピリオドとして作成し、各ピリオドにてチャートインした楽曲をエントリー作品として、最優秀楽曲を決定
※国内外アーティストの楽曲を対象とする

<最優秀アルバム賞(Album of the Year)>:音楽的に創造性、芸術性が優れていると思うアルバムを讃える賞
選考方法:Billboard JAPAN Hot AlbumsのCD、ダウンロードデータおよびGfKによるストリーミングデータの週次ポイント上位100位を合算したアワードオリジナルチャートを2か月を1ピリオドとして作成し、各ピリオドにてチャートインしたアルバムをエントリー作品として、最優秀アルバムを決定
※国内外アーティストのアルバムを対象とする

<最優秀アーティスト賞(Artist of the Year)>:音楽的に創造性、芸術性が優れていると思うアーティストを讃える賞
選考方法:<最優秀楽曲賞>もしくは<最優秀アルバム賞>のいずれかにエントリーされたアーティストをエントリーアーティストとして、最優秀アーティストを決定
※国内外アーティストを対象とする

<最優秀ニュー・アーティスト賞(New Artist of the Year)>:音楽的に創造性、芸術性が優れていると思うニュー・アーティストを讃える賞
選考方法:<最優秀楽曲賞>にエントリーした楽曲の中から、Billboard JAPAN Heatseekers Songsルールに準じて抽出した作品のアーティストをエントリーアーティストとして、最優秀ニュー・アーティストを決定
※Billboard JAPAN Heatseekers Songs 抽出ルール
・直近6か月以前(26週)に“JAPAN Hot 100”のトップ20および“Hot Albums”のトップ10以内に入ったアーティストは除く
・直近6か月(26週)中4か月相当(17週)以上Heatseekers 20位以内にチャートインしたアーティストは除く
※上記除外対象アーティストが参加するユニット、プロジェクトは除外。ただし、完全な変名で活動するアーティストは除外されない

<Top Global Hit From Japan>:世界でヒットした国内楽曲を讃える賞
選考方法:ルミネイトが集計するグローバルの視聴データ(ストリーミング、ダウンロード、MV)から日本の楽曲を抽出し、日本での視聴数を除いて作成したグローバルチャート上位5曲をノミネート作品として、Top Global Hit From Japanを決定
※複数楽曲がノミネートされたアーティストは最上位の楽曲のみを対象とし、5アーティスト5曲のノミネートとする
※集計期間:2024年2月2日(金)~2025年1月30日(木)

<最優秀アジア楽曲賞(Best Song Asia)>:アジアでヒットしたアジア楽曲を讃える賞
選考方法:日本を除いたアジア各国/地域の2024年の年間チャート上位3曲をエントリー作品として、最優秀アジア楽曲賞を決定
対象国:【第1回MAJ】では東アジアおよび東南アジアの国と地域(韓国、中国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、香港、台湾)を集計

【受賞対象者およびその他部門の選定方法】
アーティストカテゴリー以外の部門では、受賞対象者はアーティストだけではなく、作詞/作曲/編曲などに携わるクリエイター、プロデューサー、レコーディングエンジニア、ミキシングエンジニア、マスタリングエンジニア、プレイヤー、ディレクター、マネージャー、A&Rも対象。アーティスト以外にも音楽に携わるすべての人を称える賞を目指す。また、主要6部門以外の部門については、個別に設定したエントリー作品選定方法を採用。<最優秀楽曲賞>にエントリーしていない作品からも、エントリー作品を選出する予定。

【投票メンバー】
投票メンバーには、アーティスト、クリエイター、マネージャー、レコード会社スタッフ、エンジニア、MVディレクター、コンサートプロモーター、音楽出版社、著作権管理団体・事業者、音楽配信事業者、ディーラー、ディストリビューター、音楽評論家、ライター、メディア、 海外音楽賞審査員、海外クリエイター、海外プロモーター、海外音楽配信事業者など、各分野より構成される5,000名以上の音楽業界のプロフェッショナルを選定。エントリー作品に関わるアーティストやクリエイターが半数以上の割合となる予定。

1、楽曲カテゴリーおよび<最優秀アルバム賞>にエントリーされた作品に関わる全メインアーティスト
2、楽曲カテゴリーにエントリーされた作品の作詞/作曲/編曲などに携わる全クリエイター
3、オリコン歴代チャートデータを基にリストアップされた、日本の音楽業界に貢献し、活躍してきた全アーティスト
4、海外音楽業界関係者(International Voting Members、海外音楽賞審査員、海外クリエイター、海外プロモーター、海外音楽配信事業者など)
5、国内音楽業界関係者(音楽プロデューサー、マネージャー、レコード会社スタッフ、エンジニア、MVディレクター、コンサートプロモーター、音楽出版社、著作権管理団体・事業者、音楽配信事業者、ディーラー、ディストリビューター、音楽評論家、ライター、メディアなど)
6、最優秀国内ヒップホップ楽曲/アーティスト賞、最優秀国内R&B/ソウル楽曲/アーティスト賞、最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞、最優秀ボーカロイドカルチャー楽曲賞、最優秀DJ賞など、該当部門を専門とする【MAJ】協力団体によってリストアップされた業界関係者
※6に関しては該当部門にのみ投票
※投票メンバーにおけるアーティスト、クリエイターの選定においては、オリコンをはじめ、ビルボードジャパン、GfK/NIQ Japan、ルミネイト他のデータを活用

【投票方法】
投票基準:音楽的に創造性、芸術性が優れていると思う楽曲/アーティスト
投票期間:一次投票2025年3月13日(木)~3月31日(月)、最終投票2025年4月17日(木)~4月30日(水)

【投票ルール】
・主要6部門のうち<最優秀楽曲賞><最優秀アーティスト賞><最優秀アルバム賞><最優秀ニュー・アーティスト賞>の4部門は、一次投票は国内投票メンバー全員が、最終投票は、国内外投票メンバー全員が投票するものとする
・主要6部門のうち<最優秀アジア楽曲賞>は、一次投票、最終投票共に、国内外投票メンバー全員が投票するものとする
・<Top Global Hit from Japan>は、一次投票は行われず、最終投票にのみ海外投票メンバー(International Voting Members)全員が投票するものとする
・その他部門に関しては、国内投票メンバーが、それぞれに任意で投票するものとする
・一次投票では、エントリー作品/アーティストの中から最低2票~最大5票を投票するものとする
※一次投票の集計後、投票数の合計上位5作品/アーティストをノミネート作品/アーティストとする
※楽曲/海外楽曲カテゴリーにおいて、1アーティストで複数楽曲がノミネートとなった場合、5アーティストになるまでノミネート楽曲の作品数を増やすものとする
※最終投票では、ノミネート作品/アーティストの中から最大3作品/アーティストに順位を付けて投票するものとする(1位4pt、2位2pt、3位1pt)。何位まで投票するかは任意とする
※アーティストは、自身の作品/自身への投票も可能(ただし同一楽曲、同一アーティストへの重複投票は不可)

【一般投票部門について】
エントリー作品の中から、Spotifyの投票機能を通じてノミネート作品30作品、最優秀作品1作品を決定
<リスナーズチョイス:ベスト・グローバルソング・オブ・ザ・イヤー powered by Spotify>:世界でヒットした国内楽曲の中から、Spotifyの国内外ユーザーが一般投票を行い「ベスト・グローバルソング」を決定する賞
<リスナーズチョイス:ベスト・ソング ・オブ・ザ・イヤー powered by Spotify>:Spotifyの国内外ユーザーが一般投票を行い「ベストソング」を決定する賞

◎【MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO】概要
授賞式:2025年5月21日(水)・22日(木)
※MAJウィーク:2025年5月17日(土)~5月23日(金)
会場:京都・ロームシアター京都
地上波放送局にて生放送を予定、YouTubeにて全世界配信予定(一部地域を除く)
協力:経済産業省(調整中)、文化庁
※本授賞式の一般チケット販売はなし。授賞式及び関連イベントの詳細は後日発表。
https://www.ceipa.net/feature/maj

◎CEIPA概要
一般社団法人 カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)
会長:依田 巽
理事長:村松 俊亮(日本レコード協会 会長)
副理事長:中西 健夫(コンサートプロモーターズ協会 会長)
専務理事:栗田 秀一(日本音楽出版社協会 副会長)
理事:瀧藤 雅朝(日本音楽事業者協会 会長)、野村 達矢(日本音楽制作者連盟 理事長)、稲葉 豊(日本音楽出版社協会 会長)
正会員:一般社団法人 日本音楽事業者協会、一般社団法人 日本音楽制作者連盟、一般社団法人 日本音楽出版社協会、一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人 日本レコード協会