7月22日に日本国内でリリースされるや否や、大きな話題になっているスマホゲーム「ポケモンGO」。しかし、実際にどれくらいの人がポケモンGOをプレイしているのか。また、プレーヤーたちはこのゲームをどう感じているのか。モバイル専門マーケティングリサーチ機関であるMMD研究所が15歳から69歳の男女1949人を対象に行った「ポケモンGOの利用実態調査」の結果から読み取った。
リリース以来、テレビなどのメディアで連日報道されているポケモンGO。そのためか、認知度は高く、92.6%の人がその存在を知っていた。
では、プレイしているのはどのくらいの人なのか。スマホユーザー1453人を対象にプレイしたことがあるかを尋ねてみたところ、「ダウンロードしてプレイした」と答えたのは39.0%。スマホユーザーの4割ほどがポケモンGOをプレイしていることがわかった。ひとつのゲームをプレイするユーザーの割合としては多いが、連日報じられる過熱ぶりからすると、若干少ないような印象も受ける数値だ。
同様の質問を男女別にしてみたところ、「ダウンロードしてプレイした」と答えた割合は男性で42.1%、女性で36.1%。年代別では、15歳から19歳のプレイ率が最も高く51.2%、次いで20歳から29歳が48.0%、最もプレイ率が低かったのは、60歳から69歳で15.3%だった。やはり10代~20代で、男女を問わず人気が高いようだ。
では、そんなポケモンGO、実際にプレイしてみた印象はどうなのか。「ポケモンGOをプレイしてみた感想・起きたこと」を、プレーヤーを対象に複数回答でたずねてみたところ、最も多かったのは「バッテリーの消耗が激しい」で67.9%だった。最近ではこのことにより、家電量販店でモバイルバッテリーが売れているという報道もある。ゲームのマイナスポイントが、意外なところに商機を生み出しているようだ。