「行動」の前に「検索」で、子どもの失敗の機会が減っている？　旅で子どもの“タフな心”を育てるには

　旅は人生の縮図。未知のものとの出合いに感動し、そして準備をしていてもトラブルやアクシデントなど、計画通りいかないことも。そのときは大変ですが、実は乗り越えることで自信となり、変化の激しい時代をタフに生き抜く力へとつながります。年明けから始まる受験にも大いに役立つと感じています。

MENU 「行動」の前には「検索」。失敗の機会が減っている！？ 旅は人生の縮図。トラブルやアクシデントから学ぶ 我が家の場合～列車が運休!　さあどうする？ 「大変だったけれど、なんとかなった」がチャレンジする力へつながる まとめ おすすめ“旅育”体験×星野リゾート　西表島ホテル

「行動」の前には「検索」。失敗の機会が減っている！？

　情報化社会の現代は、失敗する機会が格段に減っています。例えば外食をする際も「どんな評価の店か？」「おすすめのメニューは？」などを口コミで検索し、希望と合致するかを確認した上で訪れる人が多いことでしょう。行き当たりばったりで入店して大失敗（まれに大当たり！）ということは、過去のものになりつつあります。

　消費購買モデルとしてAISAS(アイサス※)が注目されていますが、「行動の前に検索をする」というのは、消費に限らず私たちの行動習慣として定着。結果として想定外のことが減り、「失敗への免疫力」が低くなる傾向にあるようです。失敗しないに越したことはないのですが、成長過程である子どもに関しては、事情が少々異なります。

著者 開く閉じる

旅行ジャーナリスト・旅育コンサルタント 村田和子

旅行ジャーナリスト・旅育コンサルタント。旅育メソッド🄬提唱者。旅で「人・地域・社会」が元気になるをモットーに活動。多数のメディアで執筆・出演するほか、講演やコンサルも実施。著書に『旅育BOOK～家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ』(日本実業出版）。