関東は、明日19日(火)にかけて今シーズン一番の強い寒気が南下。晴れても師走の寒さに。20日(水)は南部を中心に雨が降り、さらに寒くなりそう。週末も再び寒気が流れ込み、激しい寒暖差にご注意を。
19日 師走の寒さに
関東地方はこの先も気温の変化が大きく、冷たい雨や雪が降る日もありそうです。
明日19日(火)にかけて、日本付近には今シーズン一番の強い寒気が列島に流れ込むでしょう。寒気が最も南下するのが今日18日(月)夜から明日19日(火)の朝となる予想。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下、平地でも降れば雪になるような強い寒気が関東北部付近まで流れ込むでしょう。群馬県を中心とした関東北部の山では、明日19日(火)朝にかけて雪の降る所がありそうです。雪道の運転に慣れている人でも、路面状況の変化に注意してください。必ず冬タイヤを装備し、急ハンドルなど「急」を避けた運転を心がけましょう。
明日19日(火)の日中は、関東各地で晴れる見込みです。ただ、日差しがあっても気温は上がらず、最高気温は東京都心で12℃と12月中旬並みでしょう。冷え込みが強まる朝は、今朝よりも気温が大幅に低くなりそうです。内陸部では、市街地でも最低気温が5℃を下回る所があるでしょう。強い北よりの風は次第に収まりますが、実際の気温よりも寒く感じられそうです。
20日は冷たい雨 23日を中心に再び寒気
次に雨が降るのは、20日(水)から21日(木)となりそうです。低気圧が関東の南を進むため、20(水)昼頃から21日(木)朝にかけて、南部を中心に雨が降りやすいでしょう。20日(水)は冷たい空気が残る中での雨。年末頃の寒さになる所もありそうです。21日(木)は、天気の回復とともに寒さが和らぐでしょう。
22日(金)は北日本を中心とした冬型の気圧配置に変わり、一時的に次第に寒気が流れ込む予想です。22日(金)の東京都心の最高気温は18℃と、日差しのもとでは暖かさが感じられるくらいでしょう。23日(土)勤労感謝の日から25日(月)は晴れても、最高気温は13℃から15℃くらいの所が多く、初冬の寒さになりそうです。紅葉が遅れている所でも、色づきが進むでしょう。
服装選び 風向きも考慮して
上の図は、気温と服装の目安です。気温が15℃を下回ると、セーターが必要な目安。冬のコートが必要になる気温の目安は、10℃以下となっています。冬型の気圧配置が強まる時は、北よりの風が強まるため、実際の気温よりも寒く感じられるでしょう。北風が1メートル吹くと、体感温度が1℃下がると言われています。
人により暑さや寒さの感じ方が異なりますが、雨の降る時間帯や気温、風の予想も考慮しながら、服装でうまく調節してください。
稲垣えみ子
竹増貞信
武内陶子
