小林武史が代表理事を務めるap bankは、2025年2月15日、16日に東京ドームにて【ap bank fes '25 at TOKYO DOME ~社会と暮らしと音楽と~】を開催することを発表した。
ap bankは、音楽家の小林武史、Mr.Childrenの櫻井和寿、坂本龍一の3名が拠出した資金をもとに、2003年に設立された。サステナブルということを大きな指標に据えながら、野外音楽イベント【ap bank fes】の開催や復興支援など、様々な活動を行っている。
今回で14回目を迎える【ap bank fes】は、初の屋内開催となる。第1弾アーティストとして、Bank BandとMr.Childrenの出演が決定。また、本イベントの収益は全額ap bankの活動資金となる。
◎小林武史コメント
ほとんどメディアを通じ知る様々な事(情報)で
僕らはいまの社会や世界で起きていることを知ることになる。
ほぼ同時進行で。(時々、驚くほどリアルで早い)
世界中にいくつかある大都市が、その中心となり、ハブを作っている。(と思う)
東京もその一つだ。
ここは、たくさんの楽しさや喜びを作りながら、生きづらさのようなものを感じながら、今日も途方もないほどのエネルギーを抱え、発して、動き続けている。
そして、どんどん変わり続けていく都市。
網の目のように分類されたり分析されたマトリックスの中にうまくはまらないこともたくさんある、と思う。そんな僕たちが生きるこの大都市での暮らしに、今回ap bankは心を寄せてみたい。
自分以外の誰かの(何かの)ために、という想いを持って生まれたap bankは、2023年、つま恋でのap bank fesで初めて「社会と暮らしと音楽と」をサブタイトルにして、今回、東京での開催でも、あえてそのサブタイトルを引き継いだ。
社会とか世界とか、それどころではない、自分(達)のことで精一杯だ、と思ってしまう日々は、もちろん僕にもあるけれど、身近なことも、途方もないほど大きなものにも、やっぱり繋がりがあるという事は、段々わかってきていると思う。でも、それは時に興味深く、面白いことで、また優しさにつながったりすると思っている。
すべてを解き明かす答えや方程式はない。(と思う)今回のフェスに、皆さんがどんな気持ちを持ち込んで、帰るときに、何に化学反応が起きて、どんな殻を破ったりできるのか(とか、ただの妄想だとも思うけど)。みんながこれから暮らしていくこと、そのための何かのヒントや気づきになれば、何かのきっかけや力になれればと、考えている。
音楽や歌は、身近なことから、普段見えない内面に向かったり、想像の先に世界や宇宙を描いたりする。そして必ずみんなの暮らしの近くにいようとする。
いろんな工夫をしながら、素晴らしいアーティストと共に、皆さんを東京ドームでお待ちしています。
◎公演情報
【ap bank fes '25 at TOKYO DOME ~社会と暮らしと音楽と~】
2025年2月15日(土)東京・東京ドーム
2025年2月16日(日)東京・東京ドーム
<出演アーティスト>
・Bank Band<小林武史(Keyboards)/櫻井和寿(Guitar & Vocal,Chorus)/小倉博和(Guitar)/亀田誠治(Bass)/河村“カースケ”智康(Drums)/山本拓夫(Sax,Flute)/西村浩二(Trumpet)/四家卯大(Cello)/沖祥子(Violin)/イシイモモコ(Chorus)/小田原 ODY 友洋(Chorus)>
・Mr.Children