神木隆之介
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 TBSの“看板枠”である「日曜劇場」で放送が始まった「海に眠るダイヤモンド」。1955年の長崎県・端島(通称軍艦島)と現代の東京を舞台にした、70年にわたる壮大な物語だが、主演に抜擢されたのは俳優の神木隆之介(31)だ。

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 1955年の端島パートと現代パートで「故郷に戻ってきた青年」と「無気力なホスト」という“一人二役”に挑む神木だが、ほかのキャストも豪華俳優陣で固められている。今年最大の話題作といえる本作は、テレビ情報誌の編集者が「神木隆之介の代表作になるかもしれない」と語るほどだ。

「脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』で大ブレークした野木亜紀子さんで、『アンナチュラル』や『MIU404』で現在のTBS作品を支えるディレクターの塚原あゆ子さんとプロデューサーの新井順子さんの3者が組んだ話題作です。この3人のコンビネーションは抜群で、今夏大ヒットした映画『ラストマイル』でも見事、結果を出しました。このチームだからこそ、軍艦島を舞台とした70年にわたる大物語という企画を通せたと言われています」

 そんな注目作に神木の存在感はピタリとハマったようで、SNSでは「幅広い演技力によって全く違う人物に感じるからホントすごい」など称賛する声が多い。

「1955年という時代性に神木さんはさすがとしか言えないフィット感を見せており、共演の杉咲花さんや土屋太鳳さん、池田エライザさんら華やかな女優陣に囲まれながらも、主人公としての立ち位置をしっかりとつかんでいます。また、現代パートでの無気力なホストという難役もしっかり演じ分け、物語に深みと謎を与えることにも成功しています。主演映画『ゴジラ-1.0』でもそうでしたが、やはり神木さんには昭和の香りがむんむん漂う世界が似合う。彼の子役時代から知っている視聴者からすると、『時代をさかのぼる作品』と『歳を重ねて大人になった神木さん』というふたつの時代性が、妙にシンクロする。それが作品との相乗効果を生んでいるのかもしれません」(前出の編集者)

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