10日放送「日曜日の初耳学」(TBS系・午後10時)に女優の土屋太鳳が出演する。番組では、アルバイト生活だった下積み時代や、先輩俳優・吉高由里子、佐藤健とのエピソードが語られるという。また、結婚・出産を経て育児と仕事を両立する彼女の心の支えになっている母の言葉が明かされる。過去に土屋が、家族について語った記事がある。今回はそれを振り返る(「AERA dot.」2021年1月28日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。
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それまで見たことのない“狂気”──。女の子なら誰もが夢見るおとぎ話のような幸福。「めでたしめでたし」の先にあるストーリーを描いた“裏”おとぎ話映画。女優の土屋太鳳さんは、映画「哀愁しんでれら」(2月5日より全国公開)で新境地を切り開いた。
【前編/土屋太鳳、主演3度断る 俳優の仕事で特に大事だと思うことは?】より続く
昨年の自粛期間中、土屋家では、家族で過ごす時間がぐんと増えたらしい。
「去年の4月には、家族5人でお酒を飲みながら、朝までじっくり話したこともあります。両親の昔の話を聞いたり、それぞれの仕事の話をしたり。あの時間がなかったら聞けなかったような、面白いエピソードがたくさん出てきました。話をしていたのは主に両親で、私は飲み物とおつまみの担当(笑)。姉がすぐ眠っちゃうのでそれを起こしたり、弟がすぐ甘えて『マッサージして』って言うので、凝っているところを揉んでみたり。私? 私は、人の話を聞いているときは絶対に眠くならないです。誰かといるだけで、退屈しないんです」
「相手の話をよく聞く」ことは、両親の躾でもあるという。人生経験の豊かさゆえか、自分の考えていることは、いいことも悪いことも大概、見透かされてしまうのだとか。
「父は、長所も短所も私と似ていて、それがより極端に表れるタイプですね。16歳ぐらいのときに一人で上京して、いろんな苦労を経験しているせいか、家族に対しては厳しさもあります。でも、昔に比べたら穏やかになって良かった。母は、私たち家族を見守る妖精のような可愛くて優しい存在です。両親とは仲はいいですけど、友達感覚ではないですね。友達ほど秘密ごとは話せない(笑)。でも、両親のことはすごく好きですよ。家族のことは大切にしています。家族との平穏な時間が、私の一番の幸せです」
毎日のルーティーンとしては、「走ること」と「水をたくさん飲むこと」の二つを必ず実践している。
「運動は、いろいろ試したんです。インナーだけ鍛えるとか、筋トレして走って、というのを3セットするとか……。でも、去年の『24時間テレビ』で“募金ラン”に参加したときに、『あ、ただ走っているだけでもいいんだな』と学んだんです。今までは、心拍数を上げることでカロリーを消費してきたけど、そうじゃなくて、苦しくない、『永遠に走れるな~』ぐらいの匙加減で走ると、勝手に身体がスッキリするってことを」