梅雨はどこに…関東地方は水がめも心配です。梅雨らしい天気に戻ってから、梅雨明けの便りを聞きたいですね…。
そして7月になればボーナスシーズンという方も多いと思います。筆者の夏のボーナスの思い出(若い頃の短い期間だけで今では縁がないですが…)といえば、欲しかったお洋服やバッグ・靴を買うことがパッと頭に浮かびます。当時渋谷のパルコなどは最先端のショップが集まり、休日や会社帰りによく覗いていました。ボーナスシーズンには若者達で賑わっていたと思います。そんな渋谷公園通りのランドマークだったパルコが消える、というニュースを聞きちょっとノスタルジックな気分になり、ファッション文化今昔に思いを馳せてみました。
大きく変貌を遂げる街の風景
渋谷パルコの他、銀座数寄屋橋交差点にそびえるソニービル、山小屋風駅舎の原宿駅など東京のオシャレスポットのシンボル的存在の建物のリニューアルのニュースが続々と飛び込んできました。
2020年の東京オリンピックへ向けての計画の側面もあるのでしょうが、筆者世代には思い出深い場所ばかりでちょっと寂しい気もします。
渋谷パルコのある通り(井の頭通りとの交差点からNHKまで)の坂道の通称は「公園通り」。文字通りパルコ=公園から由来しています。道の名前にまでなっている「パルコ」が無くなってしまうのは一時代が終わってしまうようです。ファッションはもちろんパート3にはミニシアター・今回7月に閉館するパート1には劇場やミュージアムも併設され、いわゆる渋谷文化の発信地でもあった渋谷パルコは1973年に開業しました。斬新なCMでも話題を集め、原宿のラフォーレと共にファッションビルの先駆けとして君臨してきました。パート2はすでに閉館。公園通りからは少し奥まった所に位置する、ミニシアターの代表選手・シネクイントを擁するパート3はなんとかこのまま残って欲しいものです。
最近ファッション雑誌買いましたか?
パルコ前の広場は渋谷を代表する場所として、よく街頭インタビューなどが行われていました。ファッション雑誌の撮影場所としても有名でした。筆者も何度か目撃したことがあります。街の風景を切り取ったファッション雑誌も現在は苦しい状況ではないでしょうか。様々な街が取り上げられ、その街を訪れると「あっ、ここは、あの雑誌で見た風景だ!」と感動していたものですが今はどうでしょう。ファッション雑誌を読まずともスマホやパソコン・タブレットで気になるファッションアイテムを検索すれば、売っているショップの情報はもちろんコーディネイト例まであらゆる情報を大量に入手できるようになってしまいました。
90年代の若者達にはオシャレには街・雑誌が重要なファクターを占めていましたが現在は家の近くのモール・インターネットがとって変わりました。
かくいう筆者も普段は欲しいアイテムがあるとついついインスタグラムなどで情報を得てネットでショッピング…ファッション雑誌は美容室でしか読まなくなってしまいました。
人々のライフスタイルによって街の風景はどんどん変わっていきます。便利な反面寂しい気もしますね。
少しでも水を節約。洗濯機より手洗いで
渋谷パルコの全盛期とバブル時代は切っても切り離せない関係です。当時は今では考えられない高価格のファッションアイテムが飛ぶように売れていました。素材も高価で凝ったものが多かった気がします。お手入れもドライクリーニングが主流。でも時代は変わりました。現在はもうランニングコストがかからない自宅でお洗濯できる素材でなければ売れない時代に。男性のスーツまで自宅で丸洗いできるようになりました。特に夏のお洋服は汗をかくので毎回お出かけ後は洗濯機の手洗いコースでお洗濯している方も多いのでは。疲れているとついついブラウス一枚など少ない量でも洗濯機を回してしまいますね…筆者もです。でもブラウス一枚、Tシャツ一枚位なら洗面器でサッと押し洗いして脱水だけ洗濯機を利用したいものですね。現在のオシャレ着用洗剤は一度か二度すすぐだけで充分。洗濯機を回すより断然節水になりますね。小さなことですが節水、心がけたいと思います。