坂本、田中、中田らにとって、同世代や上の世代のベテランたちがまだまだ現役で活躍していることは、励みになるだろう。
12月に40歳を迎える岸孝之(楽天)は3年ぶりに規定投球回数をクリアし、22試合登板で6勝11敗、防御率2.83をマーク。黒星はリーグワーストだったが、早川隆久に次ぐチーム2位の防御率で投球内容は十分に及第点をつけられる。
NPB歴代最多の412ホールドを更新中の39歳左腕、宮西尚生(日本ハム)もまだまだ健在だ。8年ぶりに開幕をファームで迎えたが、ファームで好投を続けて6月中旬に1軍昇格。30試合登板で0勝1敗19ホールド、防御率2.10を記録し、チームの2位躍進に大きく貢献した。
野手でも坂本や田中と同学年で「88年世代」の秋山翔吾(広島)、宮崎敏郎(DeNA)が不動のレギュラーとして活躍している。
坂本、田中、中田はもう一度輝きを取り戻せるか。
(今川秀悟)