サナ・モモ:(笑)。
ミナ:でも、知れば知るほど2人ともふにゃふにゃしてるし、ワイワイ楽しそうにしているので、すぐに印象は変わりました。
モモ:ミナちゃんが入ってきた時が、一番ハードなレッスンをやっていた時期でした。だからいろいろ心配だったのですが、一緒にそのハードさと闘って、どんどん仲良くなって毎日一緒にいるようになりました。
ミナ:レッスンがすごくハードだったことに加えて、韓国語がまだそこまでわからず、2人に通訳してもらって乗り越えられた。2人は私にとってヒーローです。
――3人のグローバルな活躍に触発され、アーティストを目指す10代も多い。パイオニアとしての気持ちを聞いた。
モモ:私はごく普通の子どもとして育つ中で、いろいろなアーティストを見て夢を膨らませていったので、夢を叶えられたことがすごくうれしいです。誰でも夢を持つことはできるし、諦めずに挑戦してみることが大事だと思っています。
ミナ:後悔のないようにやりたいことをやることと、チャンスはどこにあるかわからないので、前もって自分の中で準備をしておくことが大切だと思います。私は結構優柔不断な性格なのですが、練習生のオーディションがあると聞いた時は、「絶対に韓国に行く!」とすぐに親に伝えました。反対されましたが、強い意志を貫いた決断力が大きかったと思っています。
サナ:私は周りにフォローしていただきながら、自分のやりたいことをやってきただけなんです。だから、本当にやりたいことがあるなら、たとえ仕事にならなかったとしても、一度はチャレンジしてみることが大事だと思います。
(ライター・小松香里)
※AERA 2023年7月31日号