愛子さま初の出席となった園遊会では、佳子さまと楽しげに談笑する様子も見られた。お出ましは、天皇陛下と皇后雅子さま、秋篠宮ご夫妻に続き、愛子さま、佳子さまと「ご身位」に沿った順序=2024年4月23日、東京・元赤坂の赤坂御苑、松永卓也撮影(朝日新聞出版/JMPA)
この記事の写真をすべて見る

 天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまは今月、能登半島地震で被災した石川県を訪問する予定だったが、記録的な大雨による被害を受けて、取りやめになった。能登半島の被災地にはすでに両陛下が2度訪れているが、愛子さまは今回が初訪問の予定だった。そして、公務に精力的な秋篠宮家の次女佳子さまは、まだ訪問の予定が明らかになっていない。皇室に詳しい専門家によると、皇族の「ご身位」によって、訪れるタイミングが決まってくるのだという。

【写真】切れ長の目が美しい愛子さまと、黒々と目元を塗るオリエンタルメイクの元女性皇族はこちら!

*   *   *

 石川県の能登半島では今月21日以降、記録的な大雨のために河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、27日現在の死者は11人。現在も行方不明者の捜索が続いている。また、各地で住宅や道路などが被害を受け、多くの被災者が再び避難生活を強いられている状況だ。
 

 豪雨災害の前に公表されていた愛子さまの訪問中止が発表されたのは、24日午後だった。

 宮内庁職員を長く務めた皇室解説者の山下晋司さんは、こう話す。

「皇族の訪問となれば、警備などのために数日間にわたり警察官や自治体職員は拘束されます。それら現地の負担を考えれば、宮内庁が中止の判断をするのは当然でしょう」

 各社の報道によると、両陛下は宮内庁を通じて馳浩・石川県知事に、今回の豪雨災害に対してお見舞いの気持ちを示された。さらに愛子さまの訪問に向けて準備を進めてきた関係者への感謝とねぎらいも、あわせて伝えたという。

 愛子さまの今後の訪問については未定だという。
 

愛子さまが佳子さまより先に

 今年の元日に発生した能登半島地震。天皇、皇后両陛下は3月22日に輪島、珠洲の両市を、4月12日にも穴水、能登両町を訪れ、被災者や支援する職員らを励まされた。

 愛子さまは今月に予定されていたが、その一方で秋篠宮家の次女、佳子さまが被災地を訪問する予定については、明らかになっていない。

次のページ
愛子さま初めておひとりでの地方公務は