JR那須塩原駅前で集まった人びとと交流するご一家。愛子さまは、2990円と手ごろな値段だが機能性の高い紺色のバッグを手に提げて=2024年9月12日、栃木県、地元の奉迎者提供

 ちなみに、バッグに記載されたアルファベットのロゴは、「And mikka」(アンド ミッカ)。バッグを製造したのは独立したばかりの時期で、前田さんの苗字にちなんだ「M」と、みんなで頑張りたいと「一家」(いっか)を合わせて「ミッカ」にしたという。

「値段の通り、高級品というわけではありません。しかし、6年前の商品を長くお使いだとすれば、機能を気に入ってくださったのかもしれません。だとすれば、作り手としてこんなに嬉しいことはありません」(前田さん)
 

愛子さまのイヤリングのブランドは?

JR那須塩原駅前で、集まった人びと笑顔で交流する愛子さま。耳元には、「花」とカットガラスのイヤリングが煌めく=2024年9月12日、栃木県、地元の奉迎者提供

 愛子さまの素顔が伝わる装いは、もうひとつある。

 この日の愛子さまは、三つ編みをアレンジして後ろで束ねた髪形に、花をモチーフにしたイヤリングが涼しげで、よくお似合だった。

 愛子さまが身に着けていたのは、日本人クリエイティブ・ディレクターの荻野いづみ氏によるブランド「アンテプリマ」のイヤリングではないかとみられている。

 アンテプリマのウェブサイトに掲載されている、「エテルナ/3WAYイヤリング/ シルバー」という2万900円の商品だと思われる。

 このイヤリングを企画、販売しているのは、東京・青山に本社を置く宝飾企業「ヴァンドームヤマダ」。2023年に創業50年を迎えた老舗で、「アンテプリマ」の他に「アナ スイ」や「ランバン オン ブルー」のライセンスジュエリーも手掛けている。

 ヴァンドームヤマダの広報担当者は、取材にこう答えた。

「愛子さまの写真を拝見する限りは、弊社の商品のようにも見えますが、断定することはできません。ただ、本当にお選びになっていただけたとすれば、光栄です」
 

 商品名の「エテルナ」(イタリア語で「永遠」という意味)は、花をモチーフに仕上げたフープイヤリング。フィオーリ(花)チャームは、片面は白蝶貝、もう片面はカットガラスで装飾されたリバーシブルのデザイン。取り外しが可能なので、フープ(輪)だけでシンプルに身につけるなど、3WAYの使い方が可能だ。

「この商品は、デザインを楽しむコスチュームジュエリー。合金やカットガラス、半貴石などを材料とするファッションジュエリーですので、いろいろな場面でお洒落を楽しんでいただければと思います」(前出の担当者)
 

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