選挙後、祝福に駆け付けた小泉進次郎氏(左)とグータッチする三原じゅん子氏=2022年7月10日、横浜市中区
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 9月12日告示の自民党総裁選に、多くの議員がぞくぞくと名乗りをあげるなか、小泉進次郎元環境相(43)が8日に横浜市の桜木町駅前で街頭演説会を開いた。ここで司会進行役を務めたのは、自身のXで小泉氏支援を表明していた三原じゅん子参院議員。2021年の前回総裁選では野田聖子元総務相の推薦人だったが、今回はなぜ小泉氏に心変わりしたのか。演説会場で三原氏に直撃した。

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  桜木町駅前の会場で、「今、菅義偉前総理がこの場に到着されました。もう間もなく小泉進次郎さんが来ます」とアナウンスがあると、その数分後、白いワゴン車に乗った小泉氏が手を振りながら到着した。

 すると三原氏が、

「みなさまこんにちは。ただいまより、小泉進次郎・大街頭演説会を開催させていただきます。きょうは生でみなさまに、小泉進次郎議員の話を聞いていただきたいと思います。みなさま大変お待たせしました。小泉進次郎議員の登場です。大きな拍手でお迎えください」 

 と紹介。駅前に集まったあふれんばかりの聴衆から大きな拍手が沸き起こった。

 会場にはロープが張られ、警察官が「立ち止まらずにお進みください」と繰り返していた。止まって小泉氏の演説を聴くにはロープの内側に入らなければならないが、入り口で手荷物検査と金属探知機による検査をする厳重警備だった。

菅氏が公の場で初めて

 菅氏と小泉氏が顔をそろえ、まず菅氏がマイクを握った。 総裁選でだれを支援するかに注目が集まっていた菅氏だが、 

「どうもみなさん、こんにちは。衆議院議員の菅義偉であります。何としても、今度の総裁選挙、小泉進次郎さんに日本の舵取りを託したい。そんな思いでみなさんと一緒になって、応援をさせていただいております。みなさんの大きなお力を、熱意を、小泉進次郎候補者に与えていただきますことをお願いいたしまして、私のあいさつにさせていただきます」

  と公の場で初めて小泉氏の支援を語った。時間にして約1分間と短いものだった。

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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