著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 ただ、誤解をして欲しくないのですが、これは他人のことを「バカにして見下せ」と言っているわけではありません。
 

 自分自身のことを思い返してみても、どこか子どもっぽい部分はあるでしょう。

 人間の誰しもが、あまり成熟しきっていない部分を持っているのは当たり前です。

 そのことを知っておくだけで、「相手と自分の違いにいちいち怒らない」ようになれます。

 すると、実は相手のことを良く知ることができるのです。
 

 この考え方は応用することもできます。私はどうしても誰かに対してイライラしてしまいそうになったら、「相手はインド人である」と考えるようにしています。

 これはインド人をバカにしているのではありません。

 私はインド旅行に2回行ったことがありますが、私の会ったインド人は、あまりにもクセが強く、私が「こうなるだろうな」と予想したことを裏切ってきます。もちろん、「困っているときに、予想外に手を差し伸べてくれる」など、良い意味で裏切ってくれることも多いです。

 しかし、あまりにも予想不可能な行動を取るので、私はそもそもインド人に対して、全く腹が立つことがありませんでした。

 このように思っていると、誰に対しても寛容になれます。

 自分の「当然」を誰かの「当然」と思わないためにも「見た目は日本人、中身はインド人」と考えるのもありかもしれませんよ。

(ぱやぱやくん)

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