首相官邸に入る小泉進次郎元環境相=2024年6月

「若いので何かと新しい改革をしてくれると思います」(40代/女性)
「若い小泉さんに総理になって頂き、派閥やしがらみなどのない自民党及び日本を作って欲しい。麻生さんなど年寄りは引退して頂きたい」(70代以上/男性)
「国民に嘘をつかないで欲しい。透明性のある政治をしてください。自民党を刷新する、若い年代の政治もみたいです」(60代/女性)

 裏金事件などを受け、麻生派以外の派閥は解散を決めた。しかし、重鎮たちが牛耳る権力構造からの脱却や、裏金問題の根本的解決には程遠いという不信感は根強く、若い小泉氏なら変えてくれるのではないか、という期待が高まっているようだ。

 さらには、

「父親譲りのハキハキした物言いで日本の未来を変えてほしい」(40代/男性)
「今の自民党を変えられるのは、お父さんと一緒でこの人しかいない」(60代/男性)

 などと、「自民党をぶっ壊す」をスローガンに“小泉旋風”を巻き起こした小泉純一郎元首相の姿を、息子の進次郎氏に重ねている人もいた。

なぜか女性人気が低い、女性議員

 小泉氏とは対照的に、投票者の女性比率が19.6%と著しく低かったのが、得票数2位の高市氏だ。初の女性首相の誕生を願う同性からの支持を集めてもよさそうなものだが、むしろ共感を呼んでいるのは、保守派としての一貫した政治理念や国家観のほうにある。

「愛国心に基づく国益を考えられる政治家だから」(40代/男性)
「国力を向上させ、国民を豊かにし、国防を充実させ、他国との外交もしっかり実行できる人物」(70代以上/男性)
「日本の為に、主張すべきことをきちんと仰る方で、何も出来ずにただ『遺憾に思う』ばかりの方とは違う」(60代/女性)

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“保守派のスター”の後継者