※AERAdot.編集部調べ。自民党にとって次の代表にふさわしいのは誰かのアンケート1位~5位。(敬称略)

「議員になった理由を念書に書いて」

 自民党らしくないという理由で、自民党総裁に推されるのも皮肉な話だが、「石破総裁」を待望する人たちは今の自民党に何を求めているのか。

「自分の保身ばかり考えず国民の為になる行動を。政治屋が多すぎる」(50代/男性)
「防衛費の増大や保険証の廃止、マイナンバーカードの実質強制など国民の意見をまるで無視をしているやり方を反省してほしい」(60代/女性)
「議員になった理由がお金もうけ以外に何かあるのか、一人一人、口先でなく念書にかいて国民に見せるべし」(70代以上/女性)
「透明性の意味を辞書で引いて学んでほしい」(30代/男性)

 辛辣(しんらつ)なコメントがずらりと並んだが、もはや完全に愛想を尽かし、絶望している声も散見された。

「正直、求めることは何もない。ずっと裏切られて、金欲ばかりの姿を見せつけられた。もううんざり」(60代/女性)
「自ら下野、解党が一番だが、政治資金問題、統一教会問題をクリアできないのならば、総選挙で大敗してもらうしかない」(60代/男性)

 今回のアンケート結果が浮き彫りにしたのは、新総裁が誰になろうと、自民党は生まれ変わらなければならないという国民の切実な危機感だ。改革者に必要なのは、小泉氏の「若い力」か、高市氏の「保守の矜持」か、石破氏の「我が道を行く孤高さ」か、それとも……。

(AERA dot.編集部・大谷百合絵)

著者プロフィールを見る
大谷百合絵

大谷百合絵

1995年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。朝日新聞水戸総局で記者のキャリアをスタートした後、「週刊朝日」や「AERA dot.」編集部へ。“雑食系”記者として、身のまわりの「なぜ?」を追いかける。AERA dot.ポッドキャストのMC担当。

大谷百合絵の記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
防災対策グッズを備えてますか?Amazon スマイルSALEでお得に準備(9/4(水)まで)