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今日28日、台風10号の影響で鹿児島県の屋久島町尾之間では午前11時32分に最大瞬間風速41.9メートルを観測しました。奄美地方では29日未明にかけて、九州南部では28日夕方から29日昼前にかけて、猛烈な風が吹くおそれがあります。

屋久島で暴風が吹き荒れる

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今日28日正午現在、台風10号は屋久島の南をゆっくり北上中。
奄美地方では風速25メートル以上の暴風域に入っており、屋久島の一部も暴風域に入っています。

九州南部では風が強まっており、鹿児島県の屋久島町尾之間では午前11時32分に最大瞬間風速41.9メートルを観測しました。鹿児島県の喜界島や中之島(十島村)などでも最大瞬間風速30メートルを超えた所があります。

台風は奄美地方にかなり接近しており、29日にかけて非常に強い勢力を保ちながら九州へ接近、上陸するおそれがあります。

一部の住家が倒壊するほどの猛烈な風が吹く所も

奄美地方では29日未明にかけて、九州南部では28日夕方から29日昼前にかけて、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹くでしょう。

28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
宮崎県           23メートル (35メートル)
鹿児島県(奄美地方を除く) 50メートル (70メートル)
奄美地方          50メートル (70メートル)
29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
宮崎県           25メートル (35メートル)
鹿児島県(奄美地方を除く) 50メートル (70メートル)
奄美地方          40メートル (60メートル)
30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
宮崎県           25メートル (35メートル)
鹿児島県(奄美地方を除く) 40メートル (55メートル)
奄美地方          15メートル (25メートル)

風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。

猛烈な風って どんな風?

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猛烈な風とは、平均風速が30m/s以上の風を表しています。時速だと、およそ110km以上で、特急電車並みの速さです。このような猛烈な風が吹くと、走行中のトラックが横転したり、多くの樹木が倒れたりする恐れがあります。電柱や街灯で倒れるものや、ブロック塀や住家が倒壊するものがでる可能性もあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

屋外での行動は極めて危険ですので、猛烈な風が吹くと予想される場合は、不要不急の外出は控えるようにしてください。