天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが、4月に日本赤十字社での勤務をスタートしてから、まもなく半年になる。新社会人生活は多忙のようで、両陛下の那須(栃木県)でのご静養には同行せず、皇居の御所でお留守番となった。一方で愛子さまのメイクには変化が見え、大人の女性らしさが増していると、ファッションの専門家は指摘する。
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上皇ご夫妻の卒寿を祝う音楽会が7月、皇居・東御苑の音楽堂で開かれた。
演奏を披露したのは、上皇ご夫妻とゆかりのある音楽家で、おふたりと天皇ご一家、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、黒田清子さん夫妻らも集まり、和やかな空気に包まれた催しとなった。愛子さまと佳子さまが隣に座って笑顔で会話を交わすなど、ほほ笑ましい光景も見られた。
社会人となった愛子さまの「変化」について、長年パリコレで取材を続けてきたファッション評論家の石原裕子さんはこう話す。
「4月の入社式では、大学生の爽やかな表情がまだ残っていましたが、新社会人生活も数カ月たった7月の音楽会では、大人の女性らしい、しっとりした落ち着きが感じられます」
切れ長の美しい目元
大きく変わったポイントは、目元だという。
これまでも白系のラメでハイライトをつけるのが「定番」だった。しかし、音楽会ではアイメイクの表情がガラリと変わっていたという。
印象的なのは、奥二重を生かした切れ長の美しい目元だ。上下のまぶたから目尻までアイラインを引くことで華やかさが増した、と石原さんは指摘する。
「はっきりと黒い線が出るアイライナーよりも、自然な影をつけられるアイシャドーを使うことで、ナチュラルだけれども華やかな目元になっています」
弓なりに整えられた眉も、丁寧に色をのせることで、目元のメイクと美しく調和しているという。
ふだんの愛子さまは、卵形の輪郭と若い素肌を生かしたナチュラルなメイク。
「卒業式では、目尻をすこしはねさせるぐらいのワンポイント。春風のような可愛らしいお化粧が、振り袖と袴によくお似合いでした」(石原さん)