愛子さまと顔立ちが近いのが、秋篠宮家の長女の小室眞子さんだ。きれいな奥二重やひと重をもつおふたりは、切れ長のアイメイクがよくお似合いだと、石原さんは話す。
眞子さんのメイクが大きく変化したのは英国留学時代だ。2015年9月末、英中部レスター大学大学院での留学を終えて帰国した眞子さんは、海外の東洋系のモデルや女優によくみられるオリエンタルメイクで登場し、話題を集めたのだ。
24歳の誕生日を間近に控えた眞子さんの「変身」ぶりに、世間は驚いた。
「カラスの濡れ羽色のような東洋人の黒髪は、海外では神秘的に見られます。このときの眞子さんは、長い黒髪を日本人形のように垂らし、ひと重を生かして目元を黒々と塗るアジアンメイクです。眞子さんは、ご自身のオリエンタルな顔立ちに、オリエンタルメイクが映えて神秘的に映ると、英国留学時代に気づかれたのでしょう」(石原さん)
帰国したのちは、やや薄めになったものの、神秘的なオリエンタルメイクは眞子さんの個性になった。
メイクや装いには、その人の心の機微や細やかな変化があらわれる。
愛子さまからは春風のような可愛らしさと凜とした強さ、佳子さまからは、パーフェクトな美貌とこまやかな配慮、眞子さんは神秘的な魅力―――。それぞれの装いから、それぞれの人柄が伝わってくるようだ。
(AERA dot.編集部・永井貴子)