ナイン・インチ・ネイルズ、映画『トロン:アレス』のスコアを担当へ
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 ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)が、映画『トロン』シリーズ第3弾『トロン:アレス』の音楽を担当することが明らかになった。この発表は、現地時間8月9日に米カリフォルニア州アナハイムで開催されたディズニーファン向けの公式イベント【D23】で行われ、短いティーザーも解禁された。

 NINのトレント・レズナーとアッティカス・ロスは、映画『チャレンジャーズ』、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』、『ソウルフル・ワールド』、『ソーシャル・ネットワーク』など、これまで数多くの映画やTV番組のスコアを手掛けてきた。【アカデミー賞】受賞コンビによる映画音楽がナイン・インチ・ネイルズとしてクレジットされるのは、『トロン:アレス』が初めての作品となる。

 映画には、ジャレッド・レト、エヴァン・ピーターズ、ジェフ・ブリッジス、グレタ・リー、ジョディ・ターナー=スミスが出演する。ヨアヒム・ローニング監督による今作は、ダフト・パンクが音楽を担当した2010年の『トロン:レガシー』の続編で、サウンドトラックは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で4位を記録した。

 映画の近未来的な映像が解禁され、キャストがステージに登壇した後、NINの象徴的なロゴが赤いレーザーによって投影され、バンドがスコアを担当することが正式に発表となった。レズナーとロスはその後、【D23】に集まったファンのために短時間だがステージに上がった。

 トロン・シリーズ第3弾となる『トロン:アレス』は、ブリッジスが主演した1982年公開の『トロン』オリジナル版をベースにしている。2025年10月10日に全米公開予定だ。

 ブリッジスは、シリーズ最新作について「テクノロジーとAIは、私たちの生活の至る所に存在しています」と述べ、「この世界を再訪するには最高のタイミングです。あるいは、この世界が私たちを訪れているのかもしれない。それがまさにこの映画で起こっていることです」と続けた。

 米ローリング・ストーンによると、『トロン:アレス』のスコアには、NINによる新曲も含まれる。バンドの最新アルバム『ゴースツVI:ロカスツ』は2020年にリリースされた。レズナーとロスは『トロン:アレス』の他に、ルカ・グァダニーノ監督の次回作『Queer』と、アーニャ・テイラー=ジョイとマイルズ・テラーが主演する、スコット・デリクソン監督のSFスリラー『The Gorge』のスコアも担当している。