7月も中盤。最近、「AERA dot.」で掲載された記事のなかで、特に読まれたものを「見逃し配信」としてお届けします(この記事は6月20日に「AERA dot.」で掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
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6月中旬、アラフォー女性が「ロックTシャツ」を着ることに関して、「上品さや清潔感とは対極の位置にある」「10代~せいぜい20代前半までしか許されないアイテム」などと書かれた記事が掘り起こされ、ネット上で議論がわき起こった。さらに「ダンシング・ヒーロー」でおなじみの歌手・荻野目洋子(55)が、「ロックTシャツ」をおばあちゃんになっても着ていたいというコメントをしたことで議論が過熱した。実際のところ、オーバー40の女性たちは「ロックTシャツ」を着ることをどう感じているのか。緊急取材した。
(※この記事での「ロックTシャツ」を好きなバンドやアーティストのTシャツと広くとらえ、音楽のジャンルがロックではないものも含みます)
コトの発端は、6年前にネットサイトで発信された「40代が似合わないTシャツはコレ! 失敗しがちな真夏の痛カジュアル5選」という記事。
その中でロックTシャツについて「アラフォーのファッションで、1番大切なのが清潔感と品。ロックを聴いたり、バンドのファンでいることが悪いと言っているわけではありませんが、上品さや清潔感とは対極の位置にあるロックTシャツは、10代~せいぜい20代前半までしか許されないアイテムです。精神的に大人になり切れていないのかな、常識がなくて変わった人なのかな、と思われたくなければ、部屋着やパジャマにするのもやめて、こっそり思い出とともにしまうか、断捨離リストへ入れてください」(「OTONA SALONE」、2018年8月)と書かれている。
6年も前の記事で、これまでも何度か”炎上”している話題だが、今回もネット上ではさまざまな意見が飛び交った。そんな中、6月15日に歌手の荻野目洋子はXでこうつぶやいた。
<何ならおばあちゃんになっても着ていたい。(中略)他人の事を批判する前にまず自分を幸せに出来る人間でいようと思うし楽しめる大人でありたい。服にはそういう力がある。「パワァーーー!!」>
荻野目のこの投稿にはロックTシャツ愛好家から称賛の声が寄せられた。