全国高校生の手話によるスピーチコンテストで、手話であいさつする秋篠宮家の次女佳子さま=8月27日、東京都千代田区
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 国民の身近な存在であろうとする皇室。さまざまな人たちと言葉を交わし、触れ合う皇族方の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2023年8月30日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 秋篠宮家の次女佳子さまが8月、都内で開催された「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席した。これまで聴覚障害者を支える活動に、熱心に取り組んできた佳子さま。開会式では発話のない、手話のみのあいさつを披露し、出場者には率先して拍手を送って会場の空気を和ませた。その様子からは、佳子さまのやさしさと「努力」が伝わってきた。
 

 佳子さまがこのコンテストに出席するのは3回目。今回は、これまでと「変化」したあいさつが話題になった。

 佳子さまはこのように前置きし、あいさつを続けた。

「昨年の手話スピーチコンテストの際、私は手話と声を同時に使ってあいさつをしていましたが、このあとは手話のみでのあいさつとし、手話通訳の方に読み取り通訳をお願いします」

 宮内庁によると、手話は声と同時に使うものだという印象を避けるために変更したのだという。また、発話と手話を同時に行うことの難しさもあり、「手話に専念したい」との思いもあったようだ。
 

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