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夏は窓からの熱が7割超
室内はどんどん暑くなる

 全国的に梅雨入りが平年より遅れた今年。昨年同様、暑い夏になると予想されている。気象庁が6月末に発表した7~9月までの3カ月予報によれば、今後も高温の傾向が続き、長く厳しい夏になる見込みだという。太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が低下し、太平洋高気圧の北への張り出しが強くなる「ラニーニャ現象」の発生も指摘されている。

 異常気象の原因ともされる「ラニーニャ現象」が発生すれば、日本周辺は猛暑となる傾向にある。最も暑かった昨年同様、エアコンなしでは厳しい夏の到来となりそうだ。

 エアコンを本格稼働させるシーズンを前にして、政府は電気ガス料金の負担軽減措置の再実施を公表したばかりだ。しかし依然として電気料金の高騰は続いており、節電の観点からもエアコンを効率よく稼働させることが重要となる。

 ではそもそも、なぜ夏の室内は暑くなり、熱がこもってしまうのだろうか。大きな要因となるのが、「窓」だ。いくらエアコンを稼働させていても、「窓」からさんさんと日差しが降り注ぎ、太陽の熱が入ってしまう限り、部屋は暑くなる一方だ。夏に窓など開口部から熱が入ってくる割合は73%にも及ぶ(出典:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会ホームページhttps://www.kensankyo.org/syoene/qanda/mado/a_9.html)。窓から出入りする日差し、熱の対策をしないことには、快適に過ごすのは難しい。

 窓の断熱対策と聞くと、「壁や床を剥がしての大規模な工事」を連想される方もいるかもしれない。しかし簡単なDIYで十分な効果が得られる場合も少なくない。また、窓やガラスの交換を含め、シンプルかつ気軽に対策できることがほとんどだ。そこで今回は、夏の暑さを和らげ快適に過ごすため、また省エネや節電面でも有効な「窓」対策を5つご紹介する。

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