メイン画像
この記事の写真をすべて見る

今日(25日)、札幌管区気象台から、向こう3か月の天候の見通しが発表されました。
夏の気温を左右する太平洋高気圧の張り出しが平年より強いため、気温は平年より高く、今年の夏も厳しい暑さとなることが予想されます。本格的な夏が訪れる前に体を暑さに慣れさせておき、熱中症などで体調を崩さないよう注意してください。

7月 前線の動きに注意 暑さへの万全な対策も

画像A

日本海側は数日の周期で天気が変化するでしょう。太平洋側やオホーツク海側は曇りの日が多い見込みです。降水量はおおむね平年並みという予想になっていますが、本州方面にかかっていた前線が北上し、北海道にも影響を及ぼす可能性があります。この前線が北海道付近で停滞すると、太平洋側を中心に雨が降りやすくなったり、ぐずついた天気が続くことも考えられます。最新の気象情報や前線の動きには注意してください。

気温は平年より高い予想で、湿度も高めで蒸し暑く感じる日もあるでしょう。北海道ではエアコンなどが家にない場合も多いですが、熱中症搬送者数を発生場所ごとに分けると、その「約4割は屋内」というデータもあります。カーテンで日射を防いだり、風通しを良くしてうまく空気を循環させたり、首元を冷やしたりなど、工夫して過ごすようにしてください。

8月 北海道らしからぬ厳しい暑さになる恐れ

画像B

太平洋高気圧の張り出しが強いため、7月に続き厳しい暑さとなる日も多くなるでしょう。
「北海道の夏といえば、湿度も低めでカラっとした過ごしやすい暑さ」というイメージで、避暑地として訪れる方も多いかもしれません。しかし、ここ数年の北海道の夏は本州並みに厳しい暑さとなる日も多い印象です。「北海道だから」といって油断せず、万全な熱中症対策を心がけるようにしてください。また、食品の管理などにも十分な注意が必要です。

昨年2023年の北海道は、7月20日から9月1日にかけて44日連続で道内で真夏日が観測され、過去最長の連続記録となりました。今年も昨年のような厳しい暑さになる恐れもあります。地域ごとに発表される熱中症警戒アラートを確認し、特に発表された日は日中の屋外での作業の時間をずらすなど、しっかりと対策を行うようにしてください。

9月 台風・残暑にも注意!

画像C

この時期になると、低気圧と高気圧が交互に移動するようになり、天気は数日の周期で変わるでしょう。
なお、平年では8月~9月が1年の中で最も台風が発生・接近・上陸しやすい時期です。今年は海面水温が高い予想で、西部太平洋熱帯域では積乱雲の発生が多い見込みとなっています。北海道にも台風が影響する可能性もあるため、最新の台風情報や気象情報には十分注意してください。

気温は平年並みか高く、残暑が厳しくなる可能性があります。真夏の時期より気温が低くても、夏の暑さで体力を奪われた状態では、体調を崩しやすかったり、油断して熱中症になってしまう恐れもあります。9月になっても暑さ対策はしっかりと行い、体調管理に注意してください。

暮らしとモノ班 for promotion
いよいよ「Amazonプライムデー」開始!おすすめ商品やセールで得するために知っておきたいこと一挙紹介