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梅雨入りが遅れている関東甲信。今週は晴れる日が多く、最高気温30℃以上の真夏日続出。東京都心は今年初の真夏日となりそうです。本格的な雨の季節を前に湿度もアップ。熱中症リスク大、食品の管理にも注意が必要です。

梅雨入り遅く 暑さに注意

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関東甲信の梅雨入りの平年は6月7日ごろですが、今週は梅雨入りの気配はありません。

明日11日(火)以降は晴れる日が多く、最高気温30℃以上の真夏日続出となるでしょう。東京都心でも今年初の真夏日となりそうです。

今週、暑さのピークは14日(金)。東京都心は31℃、前橋は34℃と、内陸では35℃近くまで上がる所もあるでしょう。

6月21日(金)は夏至で、この時期は太陽高度が一年で一番高く、晴れると強烈な日差しのもと気温は真夏並みとなります。今年は梅雨入りが遅いため、6月から危険な暑さと紫外線に注意が必要です。

また、本格的な雨の季節を前に、湿度もアップするため、かなり蒸し暑くなりそうです。湿度が高いと汗がうまく蒸発出来ず、身体に熱がこもりやすくなり熱中症のリスクが高まります。こまめに休憩や水分をとり、熱中症には十分に注意しましょう。また、食品の管理にもご注意ください。

梅雨入りどうなる?

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今日10日(月)は前線を伴った低気圧の影響で、朝の通勤・通学の時間帯は本降りの雨の所もありましたが、午後は次第に天気回復。日の差す所もあるでしょう。

明日11日(火)は再び梅雨前線が南下するため、関東甲信は晴れる所が多いでしょう。12日(水)は西から新たに前線が延びてきて、本州の南に停滞する見込みですが、関東甲信は15日(土)にかけて晴れる所が多いでしょう。山沿いではにわか雨や雷雨にご注意下さい。16日(日)以降は太平洋高気圧が強まり梅雨前線が北上、関東甲信地方は広く雨となるでしょう。このタイミングで梅雨入りしない場合は、関東甲信の梅雨入りは次の週末以降となり、記録的に遅くなる可能性があります。

ちなみに統計開始以来、関東甲信地方の梅雨入りが6月後半(16日以降)にずれ込んだ年は7回あり、一番遅い梅雨入りは1967年と2007年の6月22日です。関東甲信の梅雨入りが6月後半(16日~)になると、2007年以来、17年ぶりとなります。

あると便利!熱中症対策グッズ

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暑い中、外で過ごす時には熱中症対策として次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。

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