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今夜から明日3日(月)にかけても、関東や東北を中心に大気の不安定な状態が続くでしょう。特に、関東では午後は再び雨雲や雷雲が発達するため、急に激しい雨が降ったり、雷雨になる所がありそうです。局地的な大雨(ゲリラ豪雨)になるおそれもありますので、雨雲レーダーで最新の情報をこまめにチェックしてください。

明日3日(月) 関東や東北を中心 大気の状態不安定 急な激しい雨に注意

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今日2日(日)は、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込み、東海や関東甲信から東北では大気の状態が不安定になりました。

午前のうちから所々で雨が降り、午後は広い範囲に雨雲がかかりました。午後4時半までの1時間降水量は、静岡県清水区で36.0ミリ、愛知県西尾市一色町で35.5ミリ、静岡県静岡市鍵穴で32.5ミリ、秋田県五城目町で31.5ミリなど、道路が一気に川のようになるほどの激しい雨が降りました。
日差しの届いた関東では午後は天気が急変し、所々で発達した雨雲や雷雲がかかりました。午後3時現在、SNSによると、道路が冠水したり、落雷により停電や交通への影響が出たという情報もありました。

今夜から明日3日(月)にかけても上空に寒気が流れ込むため、関東や東北では大気の不安定な状態が続くでしょう。関東では午前は晴れ間がありますが、気温の上がる午後は所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。山沿いや内陸では雨雲が発達して、短い時間で大雨になるおそれがあります。急に降り出す激しい雨にご注意ください。
東北は雨が降ったりやんだりで、局地的に雷を伴った激しい雨が降りそうです。

ゲリラ豪雨の前兆

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の前兆になる現象は、大きく3つ挙げられます。

① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。

② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。

③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

明日3日(月) 九州~関東は25℃以上の夏日の所も

九州から東海にかけての太平洋側では、最高気温が25℃以上の夏日になる所もあるでしょう。極端に暑くなる所はありませんが、鹿児島では28℃まで上がり、日差しが暑く感じられそうです。外を歩くときは、日陰を選んだり、日傘を使うなど、直射日光を遮りましょう。

関東もマークにはありませんが、午前は晴れ間があり、気温が上がりそうです。東京都心は25℃くらいで、湿度が高いため、風通しの悪い所ではムシムシするでしょう。ただ、午後は急に雨が降ったりすると、気温が下がりそうです。お帰りが遅くなる方は、羽織る物があった方が良さそうです。

中国地方や北陸など日本海側では、今日2日(日)より低く、この時期としては低くなりそうです。服装選びにご注意ください。