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 映画「ザ・ホエール」が4月7日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開される。監督は「レスラー」「ブラック・スワン」などチャレンジングな作品を発表してきた鬼才ダーレン・アロノフスキー。先日発表されたアカデミー賞で3部門にノミネートされ、主演男優賞とメーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞。

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 恋人アランを亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。歩行器なしでは移動もままならないチャーリーは頑なに入院を拒み、アランの妹で唯一の親友でもある看護師リズ(ホン・チャウ)に頼っている。

 そんなある日、病状の悪化で自らの余命が幾ばくもないことを悟ったチャーリーは、別れて以来長らく音信不通だった17歳の娘エリー(セイディー・シンク)との関係を修復しようと決意する。ところが家にやってきたエリーは、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱え、心が荒みきっていた……。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

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