現在はドジャースでプレーする大谷翔平(ロイター/アフロ)
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 日本人プレイヤーがメジャーリーグでプレーすることが一般化したことで、現地でのプレーのトレンドはもちろん、使用される言葉なども多く入ってくるようになった。

【写真】2018年「27位」にランクインしていた元巨人助っ人がこちら

 その中の一つに「プロスペクト」というワードがある。これは若手の有望株を指す言葉だが、メジャーリーグではそのプロスペクトをランク付けするという文化がある。メジャーリーグの公式サイト『MLB.com』も毎シーズン、リーグ全体、チーム別、ポジション別などのランキングを発表しているが、果たして上位にいた選手は評判通り活躍しているのだろうか……。日本人に馴染みのある選手を中心に絞って振り返ると“新たな発見”もあって面白い。

 このプロスペクトランキングで2018年に堂々トップとなっていたのがドジャース大谷翔平(当時エンゼルス)だ。まだ“二刀流”としての活躍に懐疑論もあった中だったが、ポテンシャルは世界から集まるスター候補の中でも際立っていた。

 当時の評価としては「メジャーリーグ以外の球団に所属する選手としては世界ナンバーワン」とし、25歳ルールに該当していなければ「2億ドル(311億4000万円)以上の契約になっていた可能性があっただろう」としている。

 スカウトは打者としての潜在能力の高さは認めているものの、当時は投手としての評価の方がはるかに上であることが紹介文からは伺いしれる。打撃については「打率3割は難しそうだが、 打率.270以上、30本塁打以上をマークする力は持っている」という査定だった。その後は2023年に本塁打王となり、ドジャースに移籍した今季は三冠王を狙えるほどのパフォーマンスを見せるなど、打者としては良い意味で予想を裏切るパフォーマンスを見せているのはご存じの通りだ。

 なお、この年は大谷に続く2位が昨季40本塁打、70盗塁を達成し、ナ・リーグMVPとなったロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)、3位が2021年シーズンに48本塁打、111打点を記録し、大谷とMVP争いをしたヴラディミール・ゲレーロJr.一塁手(ブルージェイズ)とトップ3は見事に“出世”している。なかなか評判どおりの結果が残せない選手が多い中で、トップ3がそろってリーグを代表するプレイヤーとなったことは凄いことだ。

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NPBの助っ人もランキングに!?