ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド、新ドキュメンタリー映画が配信へ
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 ブルース・スプリングスティーンは過去50年間、Eストリート・バンドと共に世界中をツアーしてきた。現地時間2024年5月14日、彼らのリハーサル過程と有名なパフォーマンスの数々を記録した映画が、今秋Huluとディズニープラスに登場すると発表された。

 プレス・リリースによると、10月に両方のストリーミング・プラットフォームで初公開される『Road Diary: Bruce Springsteen and The E Street Band』は、彼らのアーカイブ映像と、2023年から24年にかけてのワールド・ツアーの舞台裏映像の両方にスポットを当てながら、“ザ・ボス”ことスプリングスティーンとスタッフがどのようにライブを準備しているかをファンに間近で見せる。また、74歳の彼の告白的なインタビューや、バンドのメンバーが生ける伝説とステージで共演した経験談や、“Eストリート・バンドの魔法をこれまでと同じように強力に保ち続ける”ことについて語る内容も含まれる。

 トム・ジムニー(Thom Zimny)監督によるこのプロジェクトは、2016年の回顧録『ボーン・トゥ・ラン』から2018年のNetflix映画『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』まで、スプリングスティーンの様々な媒体にわたる過去の自伝的取り組みに続くものだ。【グラミー賞】を20回受賞している彼は、20世紀スタジオとディズニーによる、彼の人生とキャリアを描く伝記映画にも関わっており、こちらは『一流シェフのファミリーレストラン』のジェレミー・アレン・ホワイトが主演する。

 ジムニーとスプリングスティーンは『Road Diary』のプロデューサーとしてクレジットされており、ジョン・ランドー、エイドリエン・ジェラード、ショーン・スチュアートも名を連ねている。

 この発表は、スプリングスティーンとEストリート・バンドが4月に2024のワールド・ツアーの米日程を終えた直後に行われた。このツアーでは毎晩3時間の公演が行われ、何人かのサプライズ・ゲストが登場し、全公演のセットリストには60曲もの楽曲が並んだ。彼らは現在、この春から夏にかけて欧州公演を行っている最中で、その後8月から11月下旬まで北米に戻って公演を行う予定だ。

 バンドは当初、昨年秋を通して公演を行う予定だったが、スプリングスティーンの消化性潰瘍疾患との闘病により延期を余儀なくされた。彼は当時声明で、「ここEストリートで、僕たちは心を痛めています。僕たちはこれらの公演を取り戻すため、そしてもっと(開催するために)戻ってきます。皆さんの理解とサポートに感謝します。米公演はとても楽しかったですし、もっと素晴らしい時間を過ごしたいと思っています。またすぐに戻ってきます。愛と神のご加護を、ブルース」とコメントしていた。