現地時間2024年4月30日に公開された米コスモポリタンのカバー・ストーリーで、南アフリカ出身のタイラが、最近リアーナと比較されることについて語った。リアーナと比べらるのは悪い気分ではないものの、自分の全貌を示すものではないとタイラは話している。

 バルバドス出身のシンガーからフェンティの億万長者に転身したリアーナについてタイラは、「リアーナはリアーナです。褒め言葉です。ただ同時に、私は私ならではのアーティストでもあります。私はタイラ。みんなが私と私の音楽を知れば知るほど、ただのタイラとして見てくれるようになるとわかっています。だから、今はそれでいいんです」と語っている。

 そして、「人々が私を身近なものと結びつけたがるのだとしても、まあいいんです。でも結局のところ、私たちは誰もやったことのないことをやっていて、誰とも比較はできないんです」と続けている。

 22歳のタイラは、テムズやトラヴィス・スコットなどとのコラボレーションを収録したセルフタイトルのデビュー・アルバムを3月22日にリリースしたばかりだ。このアルバムは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場24位を記録し、現在まで5週チャートインしている。今年1月にソング・チャート“Hot 100”で7位を記録したメガ・バイラル・ヒット「Water」が収録されている。

 「Water」といえば、タイラは両親にこの楽曲を知ってもらうまでの少し厄介なプロセス、特にその露骨な歌詞についても振り返っている。昨年、TikTokでお尻を揺らすダンスが大流行したきっかけとなったこのセクシーなポピアーノ(popiano)の楽曲で、彼女は、「Make me sweat, make me hotter(汗をかかせて、もっと熱くして)/ Make me lose my breath, make me water(息を切らせて、私を濡らして)」と歌っている。

 今年3月に【グラミー賞】で史上初となる<最優秀アフリカン・ミュージック・パフォーマンス>部門を受賞したこの楽曲について、彼女は、「父が、“何を歌っているんだ?”という感じで、母が私を助けてくれたんです。私は、“ううん、悪いことじゃないよお父さん。ただ気ままに楽しんでるだけ”って言って。(父は)“ああ、わかった”って感じでした。母が、“落ち着いて、落ち着いて”って(言ってくれた)」と振り返っている。