関東は、ゴールデンウィークにかけても日ごとの気温差が大きくなりそう。25日(木)以降は、最高気温25℃以上の夏日の所が多くなり、熱中症にご注意を。
25日(木)の雨上がり 急に暑くなる
関東は、来週にかけて寒暖差が大きく、体調管理に注意が必要です。特に気温の変化が大きいのが、24日(水)から25日(木)にかけて。ヒンヤリした体感から一転して、急に暑くなりそうです。
今日22日(月)は雨上がりに気温が上がったものの、午後3時30分までの最高気温は、東京都心で18.1℃。昨日21日(日)より5℃ほど低くなりました。明日23日(火)は朝晩を中心に所々で雨が降り、日中の気温の上がり方は鈍いでしょう。最高気温は20℃に届くかどうかで、昼間も羽織る物がないとヒンヤリしそうです。
24日(水)は低気圧や前線の影響で、雨が降ったりやんだり。沿岸部を中心に雨や風が強まる所があるでしょう。最高気温は17℃前後の所が多いですが、雨の影響で体感温度が低くなりそうです。
25日(木)も雨が降りますが、最新の予想では朝までにやむ所が多い見込みです。天気回復後は、日差しで気温がグンと上がるでしょう。最高気温は25℃から27℃くらいの所が多く、少し動くと汗ばむほどの陽気です。26日(金)も晴れ間が出て、広く夏日の予想。内陸ほど朝晩と日中との気温差が大きくなるでしょう。
ゴールデンウィーク前半 暑さ対策を
今年のゴールデンウィークのスタートは、雨の降る所が多いでしょう。27日(土)は前線が沖縄付近から本州の南岸にのびて、前線上を低気圧が進む予想です。関東は南部を中心に雨が降り、日中の暑さはいったん収まるでしょう。
28日(日)は日差しが戻り、29日(月)昭和の日は各地で晴れて、行楽日和となりそうです。ただ、暑さ対策が欠かせません。東京都心の最高気温は、28日(日)が26℃、29日(月)昭和の日は27℃と、夏日が続きそうです。前橋では28℃と、平年を大幅に上回るでしょう。
熱中症 「注意」の日も
上の図は、熱中症情報です。26日(金)と27日(日)、29日(月)昭和の日は、各地で「注意」となっています。「注意」は、激しい運動や重労働時には熱中症になる危険性があるとされています。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給しましょう。また、体が暑さに慣れていない時期です。暑さ指数が高くなくても、日常生活の中でも熱中症にご注意ください。
熱中症情報は、WBGT近似値から「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階で表しています。WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature、単位は℃)は、アメリカで開発された暑熱環境での熱ストレスを評価する指標で、乾球温度、自然換気状態での湿球温度、黒球温度から計算される値です。
熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。