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今日18日、日本気象協会は「2024年春の花粉飛散予測 第6報」を発表。スギ、ヒノキ花粉の本格的な飛散は、四国、東海、関東甲信の一部と東北で4月下旬までとまもなく終了に向かう見込み。5月上旬ごろまでわずかな花粉は飛散するため、敏感な方は油断せずに対策を。

スギ・ヒノキ花粉の飛散はいつまで?

スギ・ヒノキ花粉シーズンは4月に入って終盤を迎えています。
1平方センチメートルあたり10個以上のやや多い花粉を観測するような本格的な飛散は、九州はすでに終了し、中国・近畿・北陸と、関東甲信の広い範囲でもまもなく終了するでしょう。
一方、四国や東海、関東甲信の一部から東北にかけては、4月中旬も花粉が非常に多く観測されている地点があり、この先4月下旬まで本格的な飛散が続く見込みです。

また、本格的な飛散が終了しても、5月上旬ごろまでは各地で花粉がわずかに飛ぶ日がある見込みです。とくに、風が強い日などは飛散量が増えやすいので、花粉に敏感な方は対策を行ってください。

2024年 東京都千代田区のスギ・ヒノキ花粉の飛散状況(日本気象協会観測)

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東京都千代田区(日本気象協会観測)では、今年のスギ花粉の飛散は例年並みの2月13日に開始し、ピークは2月下旬から4月はじめにかけて続きました。

また、ヒノキ花粉は、3月15日に飛散開始となり、3月末から4月中旬にかけてピークとなりました。とくに、最高気温が25℃以上の夏日となった日などには、花粉が非常に多く観測されました。4月10日までに観測された花粉数の合計は4570個と予測(5500個)の8割を超えています。

この先、一日の飛散量は少なくなるものの、5月上旬ごろまでヒノキ花粉がわずかに飛ぶ日がある見込みです。

スギ・ヒノキ花粉飛散量の速報値(仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松 4月10日まで)

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仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松の4月10日までの観測結果の速報値(日本気象協会観測)によると、今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、ほとんどの地点で例年(過去10年の平均)を下回りました。とくに大阪、広島、高松では例年より非常に少なく、昨年(2023年)に比べると仙台、大阪、広島、高松は20%前後と非常に少なくなっています。

東京は例年並みですが昨年に比べて少なく、名古屋は例年より多く昨年並みの飛散量となっています。
花粉の飛散量は、多い年の翌年は少なくなる傾向がありますが、昨年の飛散量は例年を大幅に上回った地点が多かったため、今年は例年を下回る地点が多くなったと考えられます。

一方、名古屋の昨年の飛散量は例年より多くなりましたが、昨夏の猛暑の影響が顕著に現れたため、今年の名古屋の飛散量は例年より多くなったとみられます。

シラカバ花粉の飛散開始時期(北海道)

北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始となる見込みです。

北海道のシラカバ花粉が飛び始める時期は、春(3~5月)の気温が高いと早まる傾向があります。今年3月は寒暖差が大きいものの1か月を通した気温は平年並みになりました。4月のこれまでの気温は平年より高く推移し、5月にかけても気温は平年並みか高い見込みです。

このためシラカバ花粉の飛散開始は、例年並みか早いでしょう。シラカバ花粉の飛散は5月にかけて続き、飛散量は例年より非常に多くなる見込みです。花粉に敏感な方は、万全な対策を心がけて下さい。

用語の説明

●飛散開始日 1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を2日連続して観測した場合の最初の日

●ピーク開始(終了)日
【スギ花粉】2日以上連続で1平方センチメートルあたり50.0個以上の花粉が観測された最初(最後)の日
【ヒノキ花粉】2日以上連続で1平方センチメートルあたり30.0個以上の花粉が観測された最初(最後)の日

●例年 過去10年(2014~2023年)の平均値