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今日(18日)、札幌管区気象台で桜(ソメイヨシノ)の開花が観測されました。昨年よりは3日遅い観測ですが、平年より13日早く、1953年の統計開始以来、2番目に早い開花となりました。

記録的な早さで開花 早くなった理由は?

3月の北海道は、上旬は高気圧に覆われて晴れた日が多くなったものの、寒気の影響を受けやすくなり、平均気温は平年よりも低く経過しました。
中旬の平均気温は平年並みで、下旬の平均気温は平年より高くなりました。下旬にかけて次第に寒気は解消しましたが、北海道の3月の月平均気温は平年並みとなりました。

4月に入り、全道的に気温は高く経過しています。4月15日の札幌の最高気温は26.1度を記録し、今年初めての夏日となりました。日ごとの最高気温の記録が残る1879年からの統計で最も早い夏日となり、26年ぶりに記録が更新されました。また、1877年の統計開始以来4月として3番目に高い気温となりました。この暖かさによって花芽の生長は順調に進み、記録的に早い桜の開花となったと考えられます。

函館より早い開花 12年ぶりか

函館の桜の開花予想日は明後日(20日)となっています。今日の午前9時現在、函館地方気象台への取材によると、まだ1輪も咲いていないということで、今日中に函館地方気象台で開花の発表がない場合、2012年以来12年ぶりに函館より札幌の桜の開花が早いことになります。

札幌の桜 見ごろとなるのは?

札幌の満開の予想日は4月22日(月)となっています。22日(月)は、あいにくの花曇りで、雨の降る可能性もありますが、23日(火)は晴れ間がある見込みです。その後は数日の周期で天気が変わるため、お花見は週間予報を確認し、計画を立てて是非楽しんでください。