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28日(木)から29日(金)にかけて、広い範囲で雨が降ったあと、大陸から黄砂が飛来するでしょう。30日(土)以降は晴れる日が多く、春を通り越して初夏の陽気になる所もある見込みです。向こう一週間は、春の「5K」に注意が必要です。

①強風 29日(金)午前中は雨風強まる

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27日(水)の日中は、全国的に晴れて気温が上がるでしょう。晴れは長続きしないため、日差しを有効に活用してください。

28日(木)は西から天気が下り坂で、午後は次第に広く雨が降る見込みです。29日(金)も午前中は各地で雨が降り、関東や東海、東北など、通勤時は荒れた天気となる恐れがあります。強い雨や風に注意が必要です。

②花粉 ③乾燥 ④寒暖差

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27日(水)から28日(木)は関東や東海を中心に花粉が非常に多く飛散し、その後も30日(土)以降は大量飛散する所が多いでしょう。特に、次の雨の後はしばらく雨が予想されておらず、空気が徐々に乾いてくる見込みです。空気が乾くと花粉も一層飛びやすくなるため、要注意です。

また、週末はかなり暖かい空気が流れ込んでくるため、関東、東北、九州などで初夏の陽気となるでしょう。春の過ごしやすい陽気を通り越して、汗ばむくらいの所もありそうです。日々の気温の変化はもちろんですが、一日の寒暖差で体調を崩されないようお気を付けください。

⑤黄砂

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29日(金)は、九州から東北では天気は回復傾向ですが、広範囲に黄砂が飛来する恐れがあります。衣類や車への付着など、注意が必要です。

また、花粉症の方や呼吸器系に疾患がある方は、症状が悪化する恐れもありますので、特にご注意ください。

黄砂が体に与える影響

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環境省によりますと、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。

① 黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。
② 黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されています。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。
③ 黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられています。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されています。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要です。