気象庁は今日19日、4月から6月にかけての3か月予報を発表。平均気温は全国的に高めの傾向です。早い時期から熱中症に注意や警戒が必要となるでしょう。早めに暑さに体を慣らすことが必要です。降水量は広く平年並み。沖縄・奄美は5月から、西日本は6月から平年並みか多い傾向。
予想される海洋と大気の特徴
気象庁は今日19日、4月から6月にかけての3か月予報を発表しました。
地球温暖化や終息に向かうエルニーニョ現象の影響などによって、全球で大気全体の温度がかなり高いでしょう。
また、インド洋熱帯域で海面水温が高く、積乱雲の発生はインド洋熱帯域で多い一方、フィリピン付近で少ない見込みです。
この影響により、日本の南で太平洋高気圧の西への張り出しが強く、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込みやすいでしょう。
これらのことから、日本付近は暖かい空気に覆われやすく、また、西日本太平洋側と沖縄・奄美では前線や湿った空気の影響を受けやすくなる見込みです。
全国的に気温は高め 早い時期から熱中症に注意
4月から6月にかけて、全国的に気温は平年より高い傾向となりそうです。特に、沖縄・奄美、西日本、東日本は、平年より高くなる可能性が高くなっていて、いつも以上に早い時期から熱中症に注意が必要です。ゴールデンウィークの頃には、関東から西で最高気温が25℃以上の夏日や、場合によっては30℃以上の真夏日が出るなど、季節外れの暑さが観測されることも考えられます。
本格的に暑くなる前、4月や5月の段階から、適度に運動を行うなど、体を暑さに慣らしておく必要が出てきそうです。
北日本も気温が4月から6月にかけて、平年並みか平年より高い予想となっています。例年よりも過ごしやすく、快適に過ごせる時期が早まるかもしれません。急な暑さには注意が必要です。
降水量 沖縄・奄美や西日本で多い傾向
天気は4月から5月は春らしく数日の周期で変わるでしょう。太平洋側や西日本は、平年と同様に晴れる日が多くなる見込みです。
沖縄・奄美は5月から平年に比べて、曇りや雨の日が多くなるでしょう。降水量は、沖縄・奄美では5月から6月にかけて、西日本の太平洋側は、6月は平年並みか多くなる見込みです。
梅雨入りとともに、まとまった雨になる日も増えてくるでしょう。気温が上がるにつれて、一度に降る雨の量が多くなる季節です。雨が予想される場合には、降り方や量などに十分注意して、大雨の備えも早い段階で進めておくのが良さそうです。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方