セレーナ・ゴメス、自身のメンタル・ヘルスの回復プロセスについて語る「どん底に落ちなければならなかった」

 セレーナ・ゴメスが、メンタル・ヘルスの問題で苦しんだ経験について発言を続けている。現地時間2024年3月10日に米テキサス州オースティンで開催された【SXSW】のウェルネス・パネルで、31歳の歌手兼女優である彼女は、自身の弱さをさらけ出した2022年のドキュメンタリー『セレーナ・ゴメス:My Mind and Me』を振り返り、さまざまな困難を克服する前に“どん底”に落ちなければならなかったと感じていることを明かした。

 自身の母親でありWonderMindの共同設立者であるマンディ・ティーフィー、そしてニューヨーク・ジェッツのディフェンシブ・タックルであるソロモン・トーマスとコリー・イェーガー医師とともにオースティン・コンベンション・センターで登壇したセレーナは、『My Mind & Me』の公開について“堂々巡り”していたと告白した。「(公開した)瞬間、ものすごく解放された気分になったんです。もう隠すことがなくなりました。私の人生で最も難しい瞬間の一つでした」と彼女は述べている。

 6年間にわたって撮影されたこのドキュメンタリーは、セレーナが鬱病エピソードや不安症と闘う姿を追ったものだ。2020年に彼女は双極性障害と診断されたことを明らかにした。

 司会のジェシカ・スターン博士に対し、彼女は回復のプロセスについて、「これだけは言えますが、誰かを強制することはできません。それはうまくいきません。私よりも私のことを気にかけてくれる人たちがたくさんいて、その人たちは私がまだ準備ができていないことをさせたがりました。私はどん底に落ちなければなりませんでしたし、自分のタイミングでする必要がありました」と語っている。

 そして、「今、自分がより良い場所にいると思いたいですし、そう願っています」と付け加えた。

 同名の楽曲もリリースしている『My Mind & Me』でセレーナは、特に冒頭で自分自身について否定的に語る傾向も見せている。パネルで彼女は、この映画を見直して、かつて自分がどのように自己卑下していたかを目の当たりにすると“気分が悪くなる”と語った。

 「がっかりしますが、誰もがその気持ちに共感できると思います」と彼女は述べ、「自分に優しく語りかけることは大切ですが、私はそれを実際に理解できていなかったと思うんです。あの頃文句を言っていたことのすべてについて、今は感謝しているのですから、おかしなものですよね」と続けた。

 セレーナが最近リリースした新曲「Love On」は、3月9日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初登場56位を記録した。その前には、現在の恋人であるベニー・ブランコがプロデュースし、19位にチャート入りした「Single Soon」をリリースしている。この2曲のどちらかが自身の次のアルバムに収録されるかはわからないと彼女は話している。

 今月初め、彼女は米ビルボードに対し、「アルバムに向けて動いていると言いたいですが、そのプロジェクトにそれらの楽曲が入るかどうかはわかりません。自分が醸成しているように感じていますし、いくつかの素晴らしい曲を本当に作成する過程なんです、うまくいけば。でも、それら(の曲)が自分の(アルバム内容の)選択にフィットするかわかりません」と述べていた。