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今日13日(水)19時6分頃からは、広い範囲で「国際宇宙ステーション(ISS) きぼう」を見つけるチャンスです。今夜は晴れる所が多く、観察によさそうです。空を見上げて「きぼう」を探してみてはいかがでしょうか。

きぼうが見られる地域や時刻

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

上の図は、今日13日(水)の「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。今日は19時6分頃から観測のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは3分程度です。

明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。

きぼうが見える条件

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国際宇宙ステーション(ISS)が地上から見られる条件は以下の3つです。
① 晴れていること
ISSは雲より高い宇宙空間を飛んでいるので、曇っていると地上からは見えません。

② 自分の上空をISSが通過すること
ISSは同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置は変化しています。自分の上空付近をISSが通過するタイミングで見ることができます。

③ 自分のいる場所は夜で、ISSが昼であること
ISSは自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝きます。ISSが地上から見えるためには、ISSには太陽の光が当たっており、地上は夜となっていなければいけません。上の図のように、ISSは地上400km上空にあるため、地上の日が落ちてからしばらくの間は太陽に照らされています。同様に、地上の日の出よりも先に上空の ISS には太陽の光が当たります。日の出前や日の入り後の約 2 時間は、地上は夜ですが400km上空はまだ昼の状態で、この時間帯に ISSが自分の上空付近を通過した時にISSを見ることができます。

今日13日(水)は、この3つの条件が揃う所が多くなりそうです。

各地の天気は?

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今夜は、沖縄と九州から近畿は広く晴れて、観察によいでしょう。東海や関東甲信、北陸は一部で雲が広がりやすくなるものの、雲の隙間から見られるチャンスがありそうです。東北から北海道の太平洋側は晴れて、観察できる所が多いですが、風の強い状態が続きますので、寒さ対策を万全にしましょう。東北から北海道の日本海側は曇りや雪で観察にはあいにくの天気となりそうです。