8日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日・金曜午後9時)にCreepy Nutsが出演する。Creepy Nutsが披露するのは、ストリーミング累計1億回再生を突破した話題曲『Bling-Bang-Bang-Born』。どんな盛り上がるパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。そんなCreepy Nutsの過去の記事を振り返る。(「AERA dot.」2021年10月1日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
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DJ 松永とR-指定からなるヒップホップユニット、Creepy NutsがAERAに登場。ますます活躍の幅を広げる2人が、現在地を語った。AERA 2021年10月4日号から。
ヒップホップユニットでありながら、絶大な人気を誇るラジオのレギュラー番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」をはじめ、多数のメディアに進出。DJ松永はバラエティー番組のMCや執筆業、R−指定は俳優業も経験し、八面六臂の活躍を見せている。
「こんなありがたい状況は想像しなかったし、望むのも馬鹿馬鹿しいと思ってました」(DJ松永)
音楽以外の活動も好調だからこそ、音楽という“地盤”がより強化されていると話す。
“本職”の実力は折り紙付きだ。日本最高峰のMCバトル「ULTIMATE MC BATTLE」で前人未到の3連覇を果たした日本一のラッパー・R-指定。「相方がうまいの権化、うまいの元締めみたいな奴なわけですよ(笑)。一緒に活動すればするほど、自分とのギャップが重くのしかかってきた」とDJ松永は話す。その十字架を下ろすために、Creepy Nutsの活動が多忙を極める中、世界最大規模のDJ大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」で優勝し、世界一のDJになった。
「Creepy Nutsの活動を一切疎かにしないままよく世界一を取ったなと。天晴れです」(R−指定)
「Rが隣にいると表現の水準が高くならざるを得ない。一緒に組んでなかったらそこまで頑張るのは無理だった」(DJ松永)
お互いのクリエイティブに話が及ぶと、称え合う姿が印象的だ。
Creepy Nutsの結成から約8年。決して順風満帆ではなかった歩み、売れっ子になったことへの戸惑い、でもまだのびしろしかないという未来への展望──。最新アルバム「Case」には、“今”のCreepy Nutsのリアルが詰まっている。
(ライター・小松香里)
※AERA 2021年10月4日号