古賀茂明氏
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 2月18日、アメリカのテレビ局ABCのニュース番組「This Week」で、アンカーのジョナサン・カール氏が、今一番ホットなラディオパーソナリティのシャラメイン(シャルルマーニュ)・ザ・ゴッドことレナード・マッケルビー氏に単独インタビューしたことが話題になった。

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 シャラメイン氏は、自分の番組にポップスター、スポーツ選手、著名な政治家らを呼んでインタビューするカリスマ・パーソナリティだ。彼の率直な質問や歯に衣着せぬ物言いに視聴者は惹きつけられる。一般国民に大きな影響力を持つ彼が米大統領選キャンペーンの状況をどのように見ているかについて、非常に明確に語ったのだから、注目を集めるのは当然だ。

 彼は、今回の大統領選を臆病者と詐欺師と無気力な人間のレースに例えた。(英語では、「cowards」「crooks」「couch」という言葉だった。couchというのは「couch potato」のことなのだろう)

 彼は、共和党を「詐欺師」だと切って捨て、返す刀で、民主党を何に対しても本気で戦わない「臆病者」だと批判した。さらに危機にあるにもかかわらず何もしない有権者を「無気力」な人々と呼びつつ、今回のレースではその「無気力」な人々が勝利するのではないかと悲観的な見方を示した。絶妙な例えではないか。

 彼は、ジョー・バイデン大統領を鋭く批判することで知られている。バイデン氏には主人公としてのエネルギーがなく、カマラ・ハリス副大統領の方が、よりカリスマ性があるとして、バイデン氏は他の候補者に道を譲るべきだとまで述べた。

 一方で彼は、バイデン氏がドナルド・トランプ氏に負けるのは恐ろしいことだと述べた。つまり、バイデンも酷いがトランプはもっと酷いという意味だ。

 なぜなら、トランプ氏は大統領として、2021年1月6日に「クーデター」を扇動したからだという。トランプ再選なら米国はさらに悪くなるだろうと予言もした。

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