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3月1日(金)の夜から3日(日)ごろにかけて、冬型の気圧配置が強まり、北陸地方の上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。平地でも広く積雪となりそうです。2018年以降の3月は、平地ではほとんど降雪のない年が続いていたので、久しぶりの3月の本格降雪となりそうです。山間部や内陸部を中心に大雪となるおそれもあり、車の運転や交通機関への影響に注意が必要です。

3月2日(土)を中心に平地でも積雪 新潟や石川では警報級の高波のおそれも

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29日(木)~3月1日(金)にかけて、低気圧が本州の南岸を進み、その後、1日(金)夜から冬型の気圧配置が強まるでしょう。平地で雪となる目安である上空1500m付近でマイナス6度以下の寒気が北陸地方に南下し、3日(日)の朝にかけて居座るでしょう。特に2日(土)の午前中は北陸地方の上空1500メートル付近でマイナス12度以下の強い寒気が流れ込むでしょう。
また、北陸地方で大雪の目安とされる上空3000メートル付近でマイナス20度以下の寒気が、1日(金)の夜~2日(土)の夜にかけて流れ込むでしょう。

このため、北陸地方では平地を含めて広く雪となり、この時期としては降雪量が多くなる所があるでしょう。等圧線の間隔が狭く、風が強いため、基本的には山間部を中心とした大雪となる見込みですが、等圧線の走行がやや北西ー南東に寝ていることや、上空の風向きがやや西寄りであることから、平地でも広く積雪するおそれがあります。

風が強く、海上では波が高まります。新潟や石川では警報級の高波となるおそれがあります。

大雪や高波・強風により鉄道や道路など、交通機関に影響が出る可能性もあります。週末とも重なっているため、お出かけなどで、移動を予定されている方は最新の気象情報と交通情報に十分に注意してください。

3月としては7年ぶり以上の本格降雪か

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北陸地方では2018年以降、記録的に気温の高い3月となる年が続いていました。グラフは新潟・富山・金沢・福井の2010年以降の3月の累積降雪量の推移になりますが、2018年以降では、2019年に新潟で2㎝、福井で3㎝の降雪(最深積雪も同じ)、2022年に富山で1㎝の降雪を観測したのみで、金沢では2018年以降、3月に1㎝以上の降雪を観測していません。※4月は2019年に1㎝の記録があります。

2017年3月の累積降雪量は新潟で6㎝、富山で9㎝、金沢で7㎝、福井で13㎝となっています。3月2日(金)頃の冬型では平地で広く積雪が予想され、2017年の累積降雪量を上回る所もあるでしょう。3月としては7年ぶり以上となる本格降雪となる可能性が高くなっています。

今年としても1月下旬の寒波以来の久々の本格的な降雪となる所が多いでしょう。雪のない道での運転に慣れてしまっている可能性もありますので、久々の雪道でのスリップ事故などには十分に注意してください、

久々の本格的な雪道 注意するポイントは?

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通常の年の真冬ならば問題にならないような降雪でも、暖冬年で久々の雪、さらに3月の降雪ともなると、通常の道の運転に慣れてしまい、雪道となった時の運転の感覚を忘れがちになります。

雪道運転の基本は車間距離をとることです。雪道では急ブレーキなど、「急」の付く動作は禁物ですが、前の車が危険回避のためにやむを得ず急ブレーキをかけた場合に安全に止まれるようにするためです。また、速度を控えて、時間に余裕をもって行動することが大切となります。

ここ数年の3月の状況から、夏タイヤに履き替えてしまった方がいるかもしれません。しかし、夏タイヤでの雪道走行は大変危険ですので、運転される方は再度冬タイヤに履き替えるか、車の運転を控えるなどの対応が必要です。

気温が低くなるため、橋の上やトンネルの出入り口など、路面が凍結している恐れがあります。運転の際は特に注意して走行するようにしましょう。