30万人の行動データからわかったこと
実際に、30万人を超えるウェルスナビの利用者の行動データを分析してみても、長期投資を始めた直後、特に最初の1年間で、最も挫折しやすいことがわかっています。
ウェルスナビの場合、サービスを使い始めてから途中で資産運用をやめる方は、平均して月1%未満という非常に低い水準です。
ただ、利用開始から1年以内の方に限ってみると、資産運用をやめる方が、平均して月1%を超えています。その後、運用を長く続けるほど、やめる方の比率はだんだんと下がってきて利用者全体では月1%未満となっているのです。最初の1年間にやめる方が多いのは、この最初の罠と大きく関係していると考えるのが自然です。
(柴山和久:ウェルスナビ代表取締役CEO)