多忙な日々を送る。「楽しさもつらさも疲れも全部口に出して共有していったことが4人で肩を組んで走り抜けられた理由」だという(写真 蜷川実花)

 1月に初の日本武道館ワンマン「青春襲来」を開催した4人組ダンスボーカルユニット・新しい学校のリーダーズ。海外からも注目を集める独特のコンセプトへの信念を語った。AERA 2024年2月19日号より。

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――新しい学校のリーダーズの世界的な活躍は、洋楽やK-POPを意識せずとも海外で受け入れられることを証明している。

SUZUKA:無理に海外を意識しても違和感が生まれてしまいます。海外進出したいからといって、媚びなくてもいい。自分自身もその国の文化を素直に反映させた曲の方が好きです。

MIZYU:明らかに海外を意識した楽曲を作ろうと思った時期はありましたが、「自分たちらしさ」と向き合う中で考え方が変わっていきました。

KANON:やっぱり「自分たちらしさ」が一番大事だよね。

――結成当初から「個性や自由ではみ出していく」というコンセプトを掲げてきた。有言実行し、結果を出した8年間だ。

RIN:「言霊」ってあるんだなと思います。「青春日本代表」というキャッチフレーズは結成当初に「“青春日本代表”ってなんか面白いよね!」という話で盛り上がり、半ばノリで付けました。本当に青春日本代表になろうとは思っていなかった。口に出しているうちに現実のものになっていき、やがてなでしこジャパンの選手に「青春日本代表」の靴下をプレゼントするまでになりました(笑)。これからも口にしていけば、さらに広い世界で叶っていくと思っています。

MIZYU:「青春日本代表」も「個性や自由ではみ出していく」も後からついてきた。「新しい学校のリーダーズ」というグループ名もどんどん意味が生まれていきました。今では「そうなるべくして付けたんだ」と思っています。

――個性や自由ではみ出しながらも、スカートの丈をはじめ、校則はきっちり守る。ライブ中、全員整列してから「休め、気をつけ、礼!」という挨拶を行うのが恒例だ。

MIZYU:海外でライブをするようになり、ルールやマナーをしっかり守る国民性も日本人の誇りだということに気付きました。私たちもルールやマナーを守った上ではみ出して暴れています。

SUZUKA:例えばアメリカは(欲望を)解放することが当たり前。でもうちらのベースは「守る」。その上で解放するのが最高なんです。新しい学校のリーダーズのすべてが大好きだから守り抜きたいし、触れる人すべてを驚かせていきたい。

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