立憲民主党と組むための条件
――政権の支持率は下がっているものの、投票したい先がないという人のためにも、野党でまとまってくれたらという希望を持っている人もいると思いますが。
馬場:過去に細川護熙さんが8政党と会派をまとめて政権を取ったけど、すぐに崩壊した。後日談で、労働組合の連合の初代会長をされた山岸(章)さんが、あの人らは単純に政権を取ることだけが目標で、中は考えていることがバラバラでどうしようもないグループだった、だから寄せ集めはよくないとおっしゃっていた。政治信条とか政策の目標が全然ちゃうかったらそれは無理やわね。
――立憲民主党に対して、組むための条件などはあるんですか?
馬場:党首の泉健太さんにはっきり言いました。まず党の中をまとめてください。立憲民主党の方は発言する人によって1つのテーマでもバラバラのことを言うからね。この人たちと一緒に政権を担ったときに大丈夫かなと。今度は政党同士で調整とかが出てくるわけやから。泉さんも若いし、期数が上の人も、年上の人もいっぱいおるのでね、大変なご苦労をされていると思うんやけど、そこは頑張ってほしいというのが率直な感想ですね。
――10年で政権交代を目指すというロードマップはどのように実現しようと考えていますか?
馬場:中期経営計画を作っています。第1ステップがおととしの参院選で、比例票で野党第1党の得票をいただくこと。第2ステップは、去年の統一地方選挙で、地方議員を400人から600人以上にすること。第3ステップが次の衆院選で、野党第1党の議席をお預かりすること。こうなると国会で自民党と丁々発止の議論ができるので、その姿を国民の皆さんに見ていただいて、どっちに政権を委ねたほうがよりマシかという判断をしていただけるようになる。そこまでには10年はかかるでしょう。今2年ぐらいたったので、あと8年ぐらいで政権政党を目指します。でけへんかったら、日本維新の会も解散したほうがいいと思うんでね。