安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「掃除」。子どものころから掃除が苦手だというクロちゃん。洋服や漫画、トレーニング機材などが散乱している自宅を「汚部屋」といじられるのは、バラエティー番組やSNSではもうおなじみだ。そんなクロちゃん、短大時代は1人暮らし先の部屋の掃除をまったくしていなかったそうで、たまりにたまったゴミの処理に50万円もかかった経験があるという。アパートの管理人や家族を絶句させたクロちゃんの「汚部屋」生活とは?
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昨年末、親友のたかみな(高橋みなみ)がボクの部屋の大掃除をしてくれた。ボクのSNSを見てくれている人なら分かると思うけど、ほんと見違えるようにキレイになった。たかみなは、もうボクにとって親友というより「東京の母」のような存在になってきたね。
正直、最初に「掃除しよう」と言われた時、「めんどくさいな」という考えが先に浮かんでしまってすぐに断った。でも、そこで引き下がらないのが、たかみなのすごいところ。たかみなは、周囲が驚くほどの有言実行の人だからね。一度、言い出したら絶対に引き下がらない。彼女であるリチと後輩芸人の菊地も助っ人として連れてくるんだから、本気度がすごい。結局4人での大掃除となったよ。
とにかく、いろんなものを捨てられたなー。「できればこれは捨てないで」とたかみなにリクエストしたものの、ほとんどスルーされてしまった。最終的にリビングだけの掃除でゴミ袋が20袋も出た。時間にして5~6時間はかかっただろうか。
ということで、今回のテーマは「掃除」。
もうご存じの人も多いと思うけど、ボクは、昔から、とにかく掃除が苦手だ。掃除っていったい何から手を付ければいいのか、まったく分からない。子どものころも、母親に「いいかげん部屋を片付けなさい」とよく怒られていた。そんな風に怒られても、当時のボクの掃除の仕方といえば、散らかっているものをせいぜい部屋の隅っこに寄せるくらい。そりゃ母親も怒るはずだよね。最終的には、母親がボクのいない間に掃除してくれていたのを覚えている。
そんな母親に怒られていた子ども時代から、ボクの掃除に対しての力量は、まったくレベルアップしていない。ちなみに、ボクはこれまでの人生の中で、自分の意志で掃除したことは一度もない。誰かに怒られたり、掃除関連のバラエティー番組のロケがあったりして、仕方なく掃除してきたっていうのが本音。