人生の壁にぶち当たったとき
よく、調子の悪いときに「人生の壁にぶち当たっている」と表現しますが、じつはこれ、間違っているんです。
たしかに、どうにもうまくいかないことがあると、目の前に大きな壁が立ちはだかっているような気分になります。
登ってはズリ落ち、登ってはズリ落ちてしまう高い壁。もう登れないんじゃないか……と絶望的な気持ちになりますが、ここで諦めてはいけません。
最初はやみくもによじ登っていた壁ですが、次第に登り方のコツがわかるようになってきます。
「あれ、このパターンには見覚えがあるかも?」
と思ったらだいぶ登れている証拠。
もしくは、淡々と自分のやるべきことを続けていると、自分の体が変わってくることもあります。筋肉がついていつの間にかラクに登れる体になっていることもあります。
壁は、逃げたり避けたりしなければ必ず登れるもの。そして登り切ったときに気づきます。
あれ? 壁じゃなくて、階段だった!?
目の前に立ちはだかっていた壁は、壁ではなく階段1段分だったのです。階段を1段上がったら、景色が変わります。それは、ステージが上がらないと見えない景色なんです。
ただ、目を凝らして先を見てみると、次の階段が見えてきます。
「また来たか~」と思うかもしれませんが、以前とは違う階段です。そしたらまたゲーム感覚で攻略法を考えて、あれこれ試しながら登ってみてください。運はどんどん鍛えられていきますから!
※『ゲッターズ飯田の運の鍛え方』より